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生業はつなげること

どうも ウクモリ ヒロオです。

今日は私の仕事のお話しをしようと思います。
仕事と言っても、プロフィールの後半に書かれている部分、「人と人をつなげるコネクター」の部分について書きたいと思います。
なぜこんな活動をするようになったのかについて書いているので、私のことを既に知っている人でも興味ある内容だと感じています。是非とも最後までお付き合いください。

コネクターとして

私は、私が出会ったご縁がある方々をおつなぎしています。
仕事に直接関係がある方々をおつなぎすることもありますが、私と直接的に仕事でつながりそうに無い方々をおつなぎするケースが多く、それが私の活動の大きな特徴になっています。

最近では学校と水族館の方をおつなげしたり、自ら立ち上げた写真部での活動を通じて出会いの場を作ったりしています。
また、意外と横のつながりがなかったコワーキングスペースのコミュニティマネージャーの方々をおつなげして、連携のキッカケ作りをお手伝いしたりしています。実際、DMM.make AKIBAさんとTHE DECKさんのように提携につながったケースもあります。

私の活動の多くは、本業とはかけ離れたことが多く、「この人はなぜここまでおせっかいを焼くんだろう?」と思うくらいに関与します。
だからこそ、不可思議に感じる方も大勢いらっしゃるかと思います。

当初は不審がられていた(らしい)

このような活動を始めたのは、10年以上前にさかのぼります。
当時、松山工業は業績こそ安定していたものの、超が付くほどの保守的な会社でした。
昔はブラウン管テレビ用のアノードキャップというゴムパーツで、世界シェアの50%以上の供給していたので、過去の成功体験に引きずられていました。
新しいことをやる気は全くなく、当時を振り返ると「今のままでいいじゃん」という空気が漂う、将来が全く見えない会社だったことを思い出します。

私は、そんな中でかわさきロボット競技大会のサポートを始めました。将来的にサービスロボット(当時はそんな言葉すら無かった時代です)の分野で製品化のお手伝いがしたいと思ったのがきっかけです。会社の中では完全に浮いたまま、会場出展を通じて大会関係者や参加者の皆さんとの交流をスタートさせました。2011年のことです。
交流をスタートして感じたのは、「未来」です。
まず、ものづくりに真摯に向き合う土壌があることに驚き、こういた方々との交流を続ければ、必ず会社の未来にも通じると直感的に理解しました。
同時に、彼らにとって「かわロボ」は仕事では無く、あくまでもプライベートの場であることから、個人として交流した方が良いなとも感じました。この感覚は今でも同じで、私の活動は、年齢や役職に捉われずにお互い楽しむこと軸としています。
ただ、あとから聞いた話ではありますが、当時は特にTwitter上で「また変な大人が入ってきたよ」という感じで、ネガティブな意見も多かったそうです。意外とセンシティブなので、当時そういったツイートを見なくてホント良かったです(苦笑)

原点となっているもの

そもそも、何故このようなを続けられたのかを自分の中で検証したら、次の2つのことが起点になっていることが分かりました。

①アメリカでのボランティア活動をしたこと
②元々受け継いでいたDNA

①は高校時代を過ごしたヒューストンで、積極的に関わることの大切さを肌で学んだこと。そして、他の人の役に立つためのボランティア活動をお手伝いしたこと。明らかにこの体験が私の行動の基礎となっています。
帰国後に同じようなことをしようとして煙たがられたこともあります。が、どう思われようと、この軸を大切にしてきたからこそ今があります。

説明が必要なのは②です。
私の父は、私と同じように人とかかわるのが好きな人間です。
プラント設計の会社に勤めていたため、海外中を飛び回っていた父ですが、ある時飛行機で隣同士になった方と意気投合したら、翌日のビジネスミーティングのキーマンだった・・・そんな強運の持ち主です。
世界を相手にそんなことをやっていた父を見ていたからこそ、私はまだまだだなと思っています。
また、祖父は土木系のゼネコンに勤めていて、万年係長だったそうですが、人望が厚くて他界するまで、当時の部下の方々と家族同様の親交をし続けていました。
現役当時は、自分の責任の範疇で部下に好きなように動いてもらっていたようなので、そんなことから後年までのご縁が続いたんだなと理解しています。

私が今のような活動をするようになったのは、こんな背景があったからです。

収益につながるのは氷山の一角

よく、お会いする方から「こういう活動をしていて儲かるんですか?」と聞かれることがあります。
当然ながら、収益に結びつくからこそやっている側面もありますが、「ご縁結び」それだけの理由で出来るものではありません。
実際に収益につながるのは、「氷山の一角」で、大部分は収益に直結するわけではありません。じゃあ、なぜ続けているのかというと、そこに「価値」があるからです。

実は収益の面だけでは測れない成果があります。
どんな成果が得られるのか…次回の仕事について書く時は、その点を語ってみたいと思います。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

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