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小笠原日記1日目 ここは自然の宝箱なのかしら

東京の竹芝からおがさわら丸に乗り込む。
いつも過ごしている場所は、コンクリートジャングルの風景が当たり前。
これがどんな生活に変わるんだろうか。

船の中は、意外と揺れる。
ああ、宇宙船に乗る人ってずっとこんな浮いた感じがするのかな。

船の中の設備は結構充実していて、全部で7階建てになっていて、食事を撮れる場所は2箇所、寝室はランクによって別れている。
私は一番安い雑魚寝の部屋。

友達から、酔わないためには横になって三半規管を麻痺させるんだよと教わっていたので、ただひたすらに寝る、寝る、寝る。
たまに夕日を見る、食事をとる。


朝になって、甲板へ出て見ると、なんとまあ素敵な光景。
鳥が船と一緒に空を走っている、目線の先には、自然を凝縮したような山が海の上にぽっかりと連なっている、濃いブルーの海。
どうやら生き物の宝石箱に入ってきたようですな。

島に到着したあと、コペペ海岸という場所からシュノーケルをしてみた。
さすがは亜熱帯の島。青や黄色や光る魚がたくさん。
イソギンチャクの周りには、ニモに出てくるような小さい可愛い魚たちがたくさん泳いでる。
最近泳ぐのにも慣れてきて、やっと心から、海きれい、思えたかもしれない。夢中で潜った。

今回宿泊させてもらったところが、これまた面白い宿で、ぜーんぶ自分たちの手作り、自然の循環を大切にしている宿。ぷーらんってとこ。
おしっこしたら葉っぱをかけて、ウンチをしたら炭と葉っぱで土に還して。
石鹸は手作り石鹸だし、リンスもクエン酸と水を混ぜただけのもの。

日が沈んだら寝て、昇ったら起きて、なんとも原点回帰な場所。
エコシステムという観点では、もしかしたら無人島よりも循環が成り立っているところかもしれない。


ただ、人里離れている宿のため、何せ島民や他の旅行客との交流ができない。寂しいです。
さあ、これからどうなる小笠原生活!



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