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「メンバーが成長する姿を見るのが楽しい」というやりがいはRPGで理解できる

マネージャーの方々に、やりがいを聞き始めました

私はありがたいことに「将来のマネージャー候補」として上司の方から期待の言葉をいただいているのですが、素直に喜ぶことができていません。

「昇進したらマネージャーを目指すのが当たり前」と思っている方もいるとは思いますし、「頼まれたので深く考えずに」マネージャーになっている方もいるとは思います。
ただ私は「楽しさ」を追求して仕事をしているので、「マネージャーになると、何が楽しくなるの?」ということをイメージできてない今の状況だと、マネージャーになることがちょっとした不安なのです。もちろん能力的に足りていない部分も色々とありますで「何様だお前は」というお言葉も理解はできますが、この課題を先に解決しておかないと自分の能力開発をするモチベーションが上向かないのです。

不安をそのままにしていてもしょうがないので、最近はマネージャーの方々に「マネージャーって何が楽しいですか?」と聞いて回る活動を始めました。今回はそのヒアリングの中で発見した「メンバーが成長する姿を見るのが楽しい」というやりがいについて話します。

なぜ他人の成長に興味が持てるのでしょうか

「メンバーが成長する姿を見るのが楽しい」というやりがいについては良く聞いていたものの、正直なところ今まではまったく共感できておりませんでした。
子供のころから学級委員や部長はやってきませんでしたし、アルバイトもリーダー的なことは特にやってこなかったことが原因かと思われます。メンバーを率いたことがないので、メンバーの成長に立ち会ったこと自体がないのです。なので「メンバーが成長する姿を見るのが楽しい」という実感なんて抱いたことがなかったのです。

ただ今日のヒアリングの中で、ある方から革命的な言葉を聞きました。

「『メンバーが成長する姿を見るのが楽しいという気持ちはなぜだろう』と振り返ってみると、私はRPGが好きだったことを思い出したんですよね」

最初は理解ができませんでした。「RPGってロープレですか?」と。ただ話ながら整理していくと、「これは革命的な考えなのではないか…!」と実感が込み上げてきました。

RPGの楽しさはキャラクターの成長にありました

私もRPGは良くやっていたので、RPGがどんなものかはとても良くわかります。メンバーを率いて敵を倒し、レベルアップしながら世界を救うんですよね。
時には世界を救うことは横に置いといてレベルアップに没頭して、早く進化であるとかクラスチェンジさせてやりたいって気持ちになるんですよね。

これを仕事的に言い換えればこうなるわけです。メンバーを率いて課題を解決して、メンバーと成長しながら社会に貢献するんですよね。
時には社会に貢献することは横に置いといてレベルアップに没頭して、早く進化であるとかクラスチェンジさせてやりたいって気持ちになるんですよね。

そういう風に解釈すると、部活もやらずにゲームばっかりをやっていた私にとっても「メンバーが成長する姿を見るのが楽しい」っていうのはものすごく理解できます。ここに1つの革命が起こりました。

育成計画書はクラスチェンジ戦略と同じです

マネージャー研修の中で同じグループの人が「メンバーの育成計画書を作るだけじゃなく、メンバーが描くキャリアプランとすり合わせることが大事ですね」と言われていました。
その時は「そもそも育成計画書すら作ってないけど、それ作るのって楽しいんかいな…」と思っていました。ただゲーム的に言えばとても共感できます。

ゲームをやっているときに最高にワクワクしたのはドラクエで言えばダーマ神殿、FFで言えばジョブチェンジ、聖剣伝説3的にはクラスチェンジ、ポケモン的にはテッテ・テッテ・テッテ・テッテーの瞬間でした。
そう考えると育成計画書というのは、イーブイをシャワーズにするかサンダースにするかと悩んだり、デュランをナイトにするかグラディエーターにするかと悩むことと同じと言えます。

え、それってゲームで一番楽しいやつやん…

そう思えてきました。その発想はなかった…と脱帽しました。

マネージャーのやりがいは「メンバーの成長する姿が見れること」です

今回のヒアリングでマネージャーのやりがいの1つ「メンバーが成長する姿を見るのが楽しい」を圧倒的にイメージできました。あとはこのイメージをもとに、ゲーム世界の従順なキャラクターとリアル世界の生身の人間の差分を埋めていく作業に入っていけそうです。

今回の検証を行いつつ、マネージャーには他の楽しさもあると思うので、引き続きヒアリングも実施していこうと思います。人に話を聞くのはとても良いことだと再確認しました。

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