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聞く技術聞いてもらう技術


久しぶりに書いてみようと思いますw

この本は東畑開人さんの本。
「聞く」と「聴く」
「聴く」の方がより専門的で難しそう。
と言うイメージが何となくある気がする。

でも実は「聞く」ことの方がより難しい。
私は「今」ならその難しさをより理解できる。

「聞く」とは「言っていることを間に受ける」
と言うことだ。

そのままを受け取ることの何と難しいことか❗️
ほんのシンプルで単純な「聞いて!」にさえ、
色んな憶測や、決め付け、時にはそこから自分の話しに切り替えてしまい
「そのまま聞く」
はどこかへ消えて行ってしまう。

「人の話しを聞く」には
「人に自分の話しを聞いてもらう」をしなければならない。

そうでなければ、「人の話しを聞くスペース」が空かないからである。
いっぱいいっぱいで、こころに余裕がなかったり、孤立している人に
「人の話しを聞く」ことは難しいだろう。
まず、自分が「人に話しを聞いてもらう」をしなければ…
どちらが先になるだろう❓

私は子どものころからこの
「聞いてもらう」
が心からの願いであった。
それは叶わず、心の傷となり奥深く影となる。
きっと「聞く」ことも得意ではなかっただろう。

実は、私は夢分析のセッションを受ける時、「とてもたくさんの話しをしている」
と自分で思っていた。
しかし、先生からしたら私は
「なかなか話さない人」
であったかも知れない(聞いてみたことはないけど😅)


でも私には、人の話しを「聞きたい❗️」と言う願いがある。

偶然に偶然が重なり、
「聞く(聴く)ことのプロ」
と出逢うことができ、幸運にもその技術、
心のありようを教えていただくチャンスも得た。
また夢告堂の先輩方の「聞く(聴く)」時の姿勢を間近で見せていただき、
私にとってのモデルが出来上がっていく。

まだまだ修行中の
民間セクターであり、民俗セクター(泰斗クライマン、ヘルスケアシステム理論)である私に勇気をあたえてくれる環境であり、
この1冊でした。

また「カウンセリングの素人と専門家」についても言及されていて、
専門家にしか出来ない仕事。があると思う。
しかし、ケアの主役は「民間セクター」私たちだ。とある。
確かに、専門家にかかるとしても、
その前、それ以外の時間を支えるのは一般の私たちだ。
人との距離が遠くなっている現在。
その私たちに出来ることも優しく書かれていて、みんなが心得ておけると良いなと思えた。

きっとこの本を手に取る人はみんな
セラピストと言えるのかもしれない。

「心にとっての真の痛みは、世界に誰も自分のことをわかってくれる人がいないことです」
聞く技術 聞いてもらう技術 東畑開人

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#西洋占星術

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