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イギリスでの小学生のお誕生日会(バースデイパーティ) はこんな感じです。男の子は楽チンだけど、女の子は少し頭が痛い。

お父さんです。

このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。

今回の記事について                                      
今回の記事も、お勉強ではなく遊びのお話について書きます。
どこの国でも子供にとってお誕生日は特別なイベントです。小学生の時は国を問わず「お誕生日パーティー」をするのが恒例ですが、男の子はシンプルで楽な一方で、女の子はなかなか難しく悩むことも少しあります。我が家のイギリスでのお誕生日パーティーについて書きたいと思います。皆さんの参考になれば嬉しいです。


学本日は子供たちの誕生日会について書きたいと思います。誕生日パーティーは、子供たちにとっては大きなイベントです(私のような中年になると自分でもたまに誕生日の事を忘れてしまいます。妻は完全に私の誕生日の事を忘れてます)。我が家がイギリスの誕生日パーティーについて初めて知ったのがイギリスに住み始めてから3か月くらい経った頃でした。

息子のお友達のお母さんから妻に「○○(友達の名前)の誕生日パーティーをやるから来てね」的なメッセージが来て、出席可否の確認が来ます。内容を見てみると男子の場合は大体スポーツ。家に招待されて遊ぶという感じではなく、フットサルサイズのサッカーグラウンドを借りて、そこでサッカーの試合を数試合やった後、インドアの部屋に移動したあとに40-50分くらいランチ(大体ピザ)&ケーキのイベントをやって、プレゼントを渡して終わりみたいな感じです。

時間的には全部で2‐3時間でしょうか。イギリスでは誕生日パーティーのプランはとても一般的というか各レジャー施設のメニューの一つになっていて、子供が好きな施設(ボーリング場、トランポリン場、サッカー、サバイバルゲーム)などでは”Birthday Plan” がしっかりと用意されています。

こんな感じです。一人10-12ポンドくらい(1,800-2,000円)

上の写真はボーリングの場合ですが、サッカーの場合でも大体こんな感じです。料金は一人10-12ポンドくらいで人数によって総額が変わります。
予約の際に、「誕生日パーティープランを午前11時から10名」と予約しておくと(大体オンラインで完結)、あとは当日カウンターで予約名を告げるだけで後は全てお任せです。

例えば我が家の息子の誕生日パーティーの場合はサッカーでしたが、フットサルくらいのサッカーグラウンドに集合すると、そこではパーティのほぼ全てを仕切ってくれる人が店側でちゃんと用意されています。その人が子供の迎え入れからウォームアップ、そして試合のチーム分けから、試合の審判までやってくれて、子供が疲れたころに終了するまでの仕切りをやってくれます。誕生日を開催する子供の親は基本的に子供たちが集合するまで友達の親と子を迎え入れて、挨拶のおしゃべりをしていれば、良い感じで物事が進むというわけです。あまりに素晴らしいのでビックリしてしまいました。

あとはボーリング大会というパターンもありますし、シューティングゲームというパターンもありますが、男子の場合は、体を思い切り動かすアクティビティ系が大半で明るく能天気な感じです。我が家の息子のバースデーパーティーの時は、なぜか息子が隣のクラスの友達も含めて14名呼んで欲しい!との事ですこし大きめのパーティーになりました。サッカーをやりたいとの事で、グラウンドを借りて7人対7人でサッカーの試合を延々とやって(ここは審判の人が仕切ってくれる)、その後みんなでランチ(定番のピザ)を食べた後にケーキを食べ、プレゼントをもらって息子は非常に幸せな一日を過ごす感じです。

ただ、小学校低学年で14人もいると途中で色々な小さなトラブルは発生します。例えば試合に負けるとスネてしまう子がいたり、ピザを多く食べてしまう子と、それによってピザが食べ足りない子がいたり、ずっと座っていられない子もいたりと色々とあります。一度にこんなにたくさんの子をずっと観察できる機会も少ないので、友達同士のダイナミクスというか雰囲気が垣間見えて非常に興味深いです。あとパーティー会場に子供を送ってくる親は基本的には一度家に帰って2₋3時間後のパーティ終了時にまたピックアップに来るのですが、そのまま会場に残って、子供を眺めながら終わるまで待っている親もいます。

我が家の息子の8歳の時の誕生日(ミニサッカー)。人数多い!
サッカー終わるとランチタイム。ピザとホットドッグです。この後ケーキが来ます。


そういう親と世間話をしながら過ごすのもとても良い機会ですが、英語が流ちょうに話せるわけではない私と妻にとってはチャレンジの時間でもありました。でも普段の短い挨拶の時間だけでは得られない機会なので、ヘタな英語ながら一生懸命話してみると、子育ての悩みは国は違っても大体みんなも一緒なんだなぁという事が分かります。例えば、日本の中学受験にあたるミドルスクールへの受験について。息子と仲の良いベンという子のお父さんと話をしていたときは、

「いやー、ウチの子は結構マズイんだよ。うちの子は先生からもう警告を受けたことが2回もあって、あまり勉強が得意じゃないから、どの学校に行かせるか悩むよ。1日に1時間も勉強しないからね。XX(息子の名前)は結構成績良いんだよね。どこの学校に行かせたいの?やっぱりHarrowとか良い学校を狙うの?」

「いやウチは子供二人を私立校に行かせるほどお金無いし、いつ日本に帰るかもしれないから分からないなぁ。でも日本の学校よりはイギリスの学校に残りたいと子供たちは言ってる。

「そうなんだ。ボーディングスクールの学費は本当に高いよね。ウチもなんとかスカラーシップ(奨学金)をスポーツで良いから取って欲しいんだけど、中々ハードルは高いよね」

みたいな会話です。

一方で女子の場合はもう少し複雑です。まず男子に比べて少人数。おそらく誰を呼ぶかという事に色々と女子ならではの悩みというか気遣いがあって、アクティビティの内容も男子のような能天気にスポーツというよりは屋内 or 家に呼ぶイメージです。自宅に友達を呼んでこじんまり開催するとか、普通のお泊り会を3‐4人でやって、ケーキを作ったりとか部屋でコソコソ何か話し込んでいるとか、そんな感じが多いと思います。

我が家の娘の場合は10歳の時の誕生日パーティーでは、狭い我が家に4人ほど仲の良いお友達を呼んでお泊り会をし、みんなで一緒にケーキを作ったり好きなアイドルのYoutubeビデオを見ていたりしてました。でも途中である子が他の子達と違う事をやり始めたりして、その場の空気というか楽しい雰囲気に暗雲が立ち込めそうになったり、逆に仲直りしたりとお父さんにはなかなか分からない女子特有の難しさがあったような気がします。いずれにせよ誕生日パーティーは楽しい!という事は大前提ですが、男子と女子では少し違いがあることや、誕生日パーティープランが充実しているという事を今回は書かせていただきました。

という事でまとめると
-男の子の誕生日パーティはシンプル。サッカーなど外遊びでOK!
-女の子の誕生日パーティは少し難しい。でも非日常で楽しい。

です。今回も長々と書いてしまいました。いつも記事を読んでいただきありがとうございます。皆さんの参考になれば嬉しいです。

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