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イギリスから日本へ。帰国後の日本での学校選び。日本のインターナショナルスクールへの出願プロセスを解説します。

お父さんです。

このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。

今回の記事について                                      
前回の記事ではイギリスから日本に帰国する事になり、色々と考えた結果、インターナショナルスクールを志望する事を決め、その際に問い合わせた東京と横浜のインターナショナルスクール6校についての比較や私の感想・印象を書きました。今回は具体的な出願から入学までのプロセスについて書きたいと思います。皆さんの参考になれば嬉しいです。


■前回までのおさらい
前回までの記事では、3回の記事にわたって、我が家が問い合わせをしたインターナショナルスクールについて、教育方針、進学実績、その特徴などを私の視点(私見)で書かせていただきました。具体的には以下の6校です。

-BST(ブリティッシュスクール)
-YIS(横浜インター)
-St Mary(セントメリー)
-清泉インターナショナルスクール
-ASIJ(アメリカンスクール)
-St. Maur(サンモール)

問い合わせをした結果、2-3校に出願したのですが、今回はその具体的な出願から入学に至るプロセスについて書いていきたいと思います。我が家が出願した学校の一つであるセントメリー(St.Mary。男子校です)について書いていきたいと思います。ざっくり以下のステップです。

①出願の時期
②問い合わせ(空き枠があるかどうか)
③アプリケーション(出願)書類の提出
④入学試験
⑤面接
⑥入学


順番に行きたいと思います。まず最初に
①出願の時期
入学に向けて問い合わせを開始したのが入学の3-4ヶ月ほど前の時期です。日本への帰国が決まってから1か月ほど経った頃でしょうか。家族内で
「日本の学校はやめてインターナショナルスクールにしよう」と決めた後です。基本的にインターナショナルスクールはいつでも問い合わせを受け付けているようなので、好きな時に問い合わせてOKだと思います。

②問い合わせ(空き枠があるかどうか)
続いて学校への問い合わせをします。具体的には以下(現在)のフォームから
問い合わせをしました。https://www.smis.ac.jp/admissions

セントメリーのウェブサイト

以下のような文面で問い合わせをしました。

"Dear St Mary School Admission,
My name is XXX. 
I am currently living in England, but I will be returning to Japan and am looking for a school for my son. My son has attended school in the UK for 4 years and has no problems learning in an English environment. I would like to know if your school has any vacancies in Grade 5. Also, please let me know what documents I need to submit for the application".

返信は1₋2日ほどですぐに返って来ました。内容としては、以下でした。

Dear Mr. ●●● (私の名前),
As of today the grade 5 remains full and we have not been notified of anyone withdrawing. Usually a seat or two open up at the end of December to March as some expats relocate out of Japan, unfortunately, however, there is no guarantee whether it happens this year. If you are seeking January to March entry, I suggest we present XXX(息子の名前) application to the admissions committee now and see what they have to say. If he is admitted, he will be waitlisted until a seat becomes available. If his application is declined, you still have plenty of time to look for other schools.

訳すと「今はGrade5に空き枠がありません。とりあえず出願をしてみて、学校がXXX(息子の名前)を受け入れるかどうかの結果を見たらどうでしょう。仮に不合格になっても他の学校を当たる時間ができますよね。」

セントメリーからの返信

確かにそうだと思ったので、とりあえず出願をする事にしました。この時点では、私や息子の英語力など、インターナショナルスクールでやっていけるかどうかの確認は特にありませんでした。この後のステップである出願書類や面接でその辺をチェックしていたと思います。ちなみに出願書類を提出するまでにAdmissonの担当者とは細かい点を含め10回程度メールのやり取りをしました。非常に素早く適切な対応をしてくれて、入学の過程ではずっと良い印象を持ちました。

③アプリケーション(出願)書類の提出
「とりあえず出願したらどう?」というAdmissonからのアドバイスにしたがって以下の出願書類を提出しました。ちなみに提出はすべてセントメリーのウェブサイト上にアップロードする形です。以下を提出しました。

-本人および家族情報(子供の生年月日や親の勤務先)
-通っている学校(イギリスの学校)の情報(学校名やウェブサイト)
-通っている学校(同上)の最新の成績証明書
-通っている学校(同上)からの推薦状(直接学校へ送付)
-志望理由(150-200ワード程度)

最後の「志望理由」以外は特に時間をかける事も無く提出したのですが、最も気を使ったのは志望理由の内容です。色々と考えたのですが、以下のような感じで提出をしました。実際の提出文はもう少し体裁を整えましたが、ざっくり書いた事のポイントは以下のような感じです。そんなに大した事は書いていません。とはいえ以下のポイントはしっかり確認しました。

-学校の基本方針と我が家の教育方針がズレていないか(ココ大事です)
-学校のカリキュラムが我が家が目指している事をカバーしているか
 (我が家の場合は広いグラウンドでスポーツがしっかりできる事)


”First of all, when XXX(息子の名前) was 6 years old in 2017, our family moved to the UK as international expatriate and been living in the UK. In the UK, XXX learned the importance of respecting each other even though each person has different opinion or perspective. By checking your website, we found that XXX(息子の名前) can have great school life by respecting each other and with truly global mindedness. Second, friend of our family shared their children's great experience at your school to me. Finally, XXX(息子の名前)  wants to continue studying in English environment for future study in University. Therefore, we would like to seek admission to your school.


④入学試験
入学前に学力テストを受けました。これは英語と算数の基本的な内容のテストだったと思います。内容までは私は見ていない(受験した本人(息子)しか見ていません)ので分からないのですが、息子曰く「難しくなかった」との事でした。当時住んでいたイギリスからリモートでテストを受けたので、学校側から提示された条件として "2台のパソコン or タブレット"を用意するようにと言われ、何かなと思ったら1台が受験用でもう一台は息子をリアルアイムでモニターする為(カンニングしないように)です。メールでテストのURLが送られてきて、時間になったらリアルタイムで息子の事をカメラで映しながら日本で先生がそれをモニターし、息子は一生懸命にテストを受けるという感じでした。

イメージです


そして、この入学試験の直前にセントメリーから「枠が空きました」というメールが届きました(以下参照)。

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