同意見?
『論語』泰伯第八の14章目。
子曰く、其の位に在らざれば、其の政(まつりごと)を謀らず。
(先生は言われた。「その地位について居なけれ、その職務について、あれこれ考えをめぐらさない」。)
『韓非子』二柄篇に、
ある時、君主の冠を担当する役人(典冠)が、昼寝をしている君主を見かけた。毛布もかけず寒そうだったので、そっと布団をかけた。目覚めた君主が、誰が布団をかけたのか尋ねた。典冠がかけてくれたと聞いた君主は、典冠と典衣(君主の衣服を担当する役人)をともに罰した。
という話がある。
趣向は同じだが、孔子がその君主だったら、どうしただろうか?
もっとも、孔子も韓非子も越権行為を戒めるものとしたら、やはり典衣や典冠を罰したかも?
🐻
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?