裏歴史?😁
ちょっと正道から外れた話。
見出し画像の右の本(『裏切り者の中国史』)は、国をのっとったり、敵に売ったりした者達の話である。あと、義によって?暗殺した者とか。
名を挙げると、秦の始皇帝に仕えた宦官の超高、前漢を簒奪(さんだつ)した王莽、唐を揺るがせた安碌山etc…などである。
著者は、2020年に亡くなられた井波律子氏。1997年に出版されたものらしい。
見出し画像の左は、『侠の歴史 上』。こちらは、侠気(おとこぎ)に溢れた人々の話。『荘子』にも出てくる盗跖(とうせき)という大泥棒?から始まり、子路、始皇帝を暗殺しそこねた荊軻、趙雲、宋の名臣・狄仁傑(てきじんけつ)等、錚々たるメンバーである。
狄仁傑は、ロバート・ファン・ヒューリックによって、ミステリーの主人公になっている(もちろん、こちらは架空の話だが)。
ちなみに、帯の「義を見てせざるは、勇なきなり」は、『論語』為政篇最終章にある章句である。
先生は言われた。「自分の先祖でもない霊を祀るのは、諂(へつら)いである。人としてなすべきことを見ながらやらないのは、勇気のない人間である。」
孔子も、侠気があったのかも😁。
🐻