1万ボルトの瞳
今日は1/3で「瞳👁の日」なんだとか。
(前述したかも知れないが)中島敦の『弟子』冒頭で子路の容貌を表したものが、「血色のいい、眉の太い、目のはっきりした、見るからに精悍そうな青年の顔には、しかし、どこか、愛すべき素直さがおのすと現れているように思われる。」である。
『論語』先進篇に、弟子たちの風貌を表した章がある。
「ぎん(門構えに言)ぎん如」は「中正の貌(さま)」とある。如は、形容詞をつくる接尾語。同じ先進篇で「孝なるかな閔子騫」とたたえられている。子路は「行行如」、古注に「剛強の貌」といわれる。例によって向こう意気の強い元気ものの風貌をさしている。「侃侃(かんかん)如」は「和楽の貌」とある。慎み深く端正な閔子騫、元気いっぱい気負いの見える子路、そしておだやかになごやかな冉有と子貢、優秀な門人がそれぞれに個性をあらわして、孔子の側にいる。孔子はそれを楽しみとした。いかにもと思われる。
そして、由すなわち子路のような人物はまともな死に方はできないかもしれないと心配した。その予言どおり、子路は孔子の死の前年に衛の内乱にまきこまれて非業の最期をとげた。
『孔子』金谷治著(講談社学術文庫)より。
見出し画像は、端正にした子路😁。う〜む、やっぱり、剛強の貌の子路には似合わない😄。
今日のタイトルみたいな歌が、昔あったなぁ…😁。
🐻