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今年のよすが

Apple MusicやSpotifyでは、2022年自分がどんな曲をどれくらい聴いていたかを分析してくれるらしい。
たった1年の記録でも、
充分に懐かしくて楽しいなと思う。

でも、改めてランキングを見なくても
私が2022年最も聞いたアルバムは、
カネコアヤノの『よすが』だ。

社会人になってから、緊張していたのか、
平日は毎朝お腹が痛くて辛かった。
そんな時に、
よすがを聴くといつの間にか
腹痛が治る事を見つけてしまった。

実際、よすがを聴くから治るのか、
会社に着くから治るのかは分からないけれど、
このマイルールには救われた。

[少しも納得いかないけど、仕方ないよね]ってことや、[私が悪いって分かっててもムカつくんだよな]とか、[やんなきゃいけない事は分かってるけど、一向に進まねえ][救いようがないけど辛すぎる][自分の好きな事すらやりたくない]とか[とにかく寂しい]とか。
社会人になった私が感じる、初めての感情たち。
こんなんじゃダメなんだって苦しむ側で、
今の自分の感情を肯定してくれる様なアルバム。
葛藤はまたまだ続くけど、この悩んでる日常ですらも大切にしたいと思わせてくれるアルバム。

最近は会社にも慣れてきて、
行きの電車でお腹が痛くなる事もなくなった。

年の瀬に、久々によすがを聴いてみると、
あぁやっぱり今年の曲だなぁと思う。
ところで、『よすが』ってどういう意味だろうと思い
調べると、大満足な結果が出てきた。

2023年、今年も力強く頑張りたい。

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