「モンスターズ・ユニバーシティ」に学ぶ演出技法【学長】

映画において悪役、敵役は味方側とは違う演出がなされていることが多々あります。

ライティング、色設定
モンスターズ・ユニバーシティにおいて、学長は一人だけ暗くなるようなライティングにされており、学生とは別の存在であることが際立たされるようになっています。また色合いも黒や茶色に近い色をしており、学生たちから浮いたキャラクターに見えるようになっています。

色鮮やかな学生たちに対して、暗く彩度も低めな学長

引用元：モンスターズ・ユニバーシティ

高い立ち位置
また、学長は立ち位置も上に配置されることが多く、立場が上であることを常々感じるような作りになっています。

キャラ配置の高さ　＝　身分の高さ、作品内での強さ

引用元：モンスターズ・ユニバーシティ

まとめ
このように、色合いやライティング、立ち位置の高さを他のキャラと変えることでそのキャラクターだけを浮き出させることができ、特別な意味合いをもたせることができるようになっています。

モンスターズ・ユニバーシティの演出まとめ
これまで見てきたように、モンスターズ・ユニバーシティでは意図がつかみやすい演出がたくさん盛り込まれているため、演出の勉強をするにはもってこいの映画かと思います。
小道具に意味を付加する方法、立場の上下による立ち位置、鏡の使い方など知っておくと良い演出が揃っているので一通り使えるようになると良いかと思います。

ここにまとめたもの以外にもいくつも演出的な表現はありますので、調べてみるのも面白いかもしれません。