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西尾維新の物語シリーズについて

好き嫌いが分かれる作家ですが私は西尾維新が大好きです。
未だ底知れぬ言葉遊びはもちろん、生き生きしたキャラクターや逆張り気味な哲学は間食にもってこいなので、重めのノンフィクションの残りページがわずかになってきたらそっと机の上に用意してます。

昨日、物語シリーズの最新作「戦物語」を読みました。メタ発言で作品が始まった18年前と物語が始まった6年前を何度も言及してましたが、未だ劣らぬスピード感で言葉を連射しながら駆け抜けている西尾維新さんには脱帽です。

登場人物が大人になってしまい、世を悟った発言と世に倣った行動がむず痒かったですがそれもまた長年追ってきたファンからすると「うんうんわかる、それも大人だよね」と同情とは違った温かい目で読み進めてしまいました。けどやっぱ戦場ヶ原は尖っていた頃の方がかわいいと思うのですが、それは昔の思い出に恋をし続けている未練たらたら男みたいなので素直に現実を、この物語を受け止めたいと思います。

友達を作れば人間強度が下がるからと、高校時代の僕はのたまっていたけれど、やっぱり週一でBBQに繰り出していた神原あたりを見ている限り、基本的に、友達を作れる奴というのは強いな。  社会人になればなるほどそう思う。

戦物語/西尾維新

ちなみに1番好きな物語シリーズは撫物語です。千石撫子というキャラクターがcvも含めて大好きなのですが、臆病で周りに合わせてきた彼女が内面と向き合い自分の足で立つまでの過程をコミカルにかつキレがある言葉で緩急をつけながら綺麗にまとめあげた名作です。

─『努力することが許される環境』と『努力しなければ生きていけない環境』は、似て非なるものなんだろうな、きっと」

撫物語/西尾維新

「『今が幸せだったら、わざわざ夢なんて追ってない』と言うのは、ひとつの真実なんだろうねえ。

撫物語/西尾維新

今から原作シリーズを追うのはなかなかに骨が折れますが、ぜひアニメからでも、それも難しければパチスロにもなってますのでせび、ついでにパチンコもありますのでそれもまたぜひ。

noteに「最近ブログ書いてないですよ!」と急かされたので雑な紹介になってしまいましたが、この記事が誰かにとって作品との出会いのきっかけになれば幸いです。
誰か見てんのかこのブログ(  ・᷄-・᷅ )

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