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オーダーウクレレへの道〜7〜

七里ヶ浜ウクレレスタジオの三井 達也さんにウクレレをオーダーしています。

前回はブレーシングについて綴りました。いよいよボディが箱型になっていきます。

ハワイアンコアのサイドをアイロンベンダーで、曲げていく工程です。
木ってこんなふうに滑らかなカーブを描いて曲がるんですね。熱を加えると曲がるとか。詳しい原理はよくわかりませんが、このカーブの美しさがウクレレの美しさのひとつだと思います。

そしてここで三井さんから、ニュースが!

トップ板のムーンスプルースの板厚を調整して削っていったら、ベアクローと呼ばれる特殊な杢目が出てきました!とのことでした!!
ノコギリで板を割った荒目の肌ではわからなかった杢目がドラムサンダーできめ細かい肌に仕上げて行くと出てくることがあるんです。ラッキーですね。って!
ベアクローのスプルースは高級なギターのトップ材に使用されることもあるようです。

トップの両サイドにベアクローが入っています。

「ベアクロー」とは、”bear claw”、つまり熊の爪です。僕の世代だとキン肉マンに出てくるウォーズマンをすぐイメージしてしまいます(笑)
熊が引っ掻いた爪痕のような特別な杢目で、実際に熊が引っ掻いたわけではなく、木の育ち方とかで現れることがあるようです。

削ったら出てきたというのがなんとも言えない特別感があって、ウクレレができあがる前から気分上がってます!
こんなスペシャルな体験もオーダーならではではないでしょうか?

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