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チクリと刺さる言葉

人から何かを言われて嫌な気分になる。

そんなこと、よくありますね。

特に、パートナーや親、兄弟など、
身近な存在ほど嫌なことを言ってきます。

言われて(もしくはそういう態度をされて)、
悲しくなったり、怒りが出たり。

逆に、それを発端に相手のことを非難したり。

まぁ、私たちは本当にいろいろな人生劇を繰り広げています。

でも実はその言葉(その態度)、

「自分が自分に言っていることだったりするんですよね」

というお話です。


我が家はいま、久々に険悪ムードです


「そんなこと言われても、言ってきたのは相手だし、
絶対納得できない!」

わかります。すごくすごくわかります。

なぜなら私が今、その状態だから。

夫であるてるさんが言ってきた、イヤミのような、
非難するような言葉にカチン!と来て、
心の中にモヤモヤと暗雲が立ち込め、
あとから怒りが沸々と、
いやもはや、ブクブクと煮えたぎってしまっています。

そして、てるさんのアラを探して
心の中で反撃開始です。

さらには、今回のことが起爆剤になって、
日々、内側に埋め込んでいった地雷にまで次々と引火していきます。

「なんで私の考え方にまでジャッジをしてくるの?!」
「どう考えようと私の自由でしょ!」
「いちいち指摘されるくらいなら、もう心を割って話なんかしない!」
「自分だってできていないことがたくさんあるくせに!」
「自分は〝正しい〟なんて、思い上がりすぎ!」
「人の頭の中までコントロールしようとしないで!」
「口では〝正解・不正解はない。なんでもいい〟って言いながら、
 やっているのはジャッジの嵐じゃん!」

書きながら、また怒りが。笑


出会う人は、みんな自分の鏡。
それ、本当です。


フラワーエッセンスの個人セッションをさせていただいていると、
似たような状況を聞くことがあります。

特定の誰かとの関係性がうまくいかず、
その人から言われる言葉や態度に傷付いたり、
嫌な思いをしたり。

ご本人にお伝えすることは稀ですが、
大抵の場合、嫌なお相手が発する言葉は、
自分が自分にかけている言葉だったりするのです。

セッションを受けてくださったある方は、
とても感受性が高く、独創的な感性をお持ちで、
その感覚を、時間をかけて育んでいきたいという気質の方でした。

いろいろと学んできたことを自分の中でじっくりあたため、
納得した形にしてから、行動に移したい。

そう考えていらっしゃったのですが、
パートナーさんは真逆のタイプ。

なんでも思いついたら即行動。
ぶつかってみて、ダメならその時考える。

そんな性格のパートナーさんから

「まだやらないの?」
「どうするの?」
「いつやるの?」

そう急かされることがとても嫌なのだと打ち明けてくださいました。

そして、対応するエッセンスを飲んでいただいているうちに、
ご本人の口からこぼれたのです。

「主人が私に言っていたあの言葉は、
私が心の中で自分に対して投げかけ続けていた言葉だったと気づきました」

本当に深い気づきを得られたその方は、その後、
特に行動を起こして何かを始めたわけでもないのに、
パートナーさんから急かされることがなくなったと教えてくださいました。


結局、自分でした。


そう。まさにそれなのですよ。

言われて嫌な言葉は、自分が自分自身に投げている言葉。

だから、冒頭で書き殴ったてるさんへの反撃も、
私が私に対して思っていることそのもの。

〝私〟の部分を違う言葉に入れ替えてみたら、
自分でもハッとします。

「なんで人の考え方にまでジャッジをするの?!」
「どう考えようと人の自由でしょ!」
「いちいち指摘していたら、もう心を割って話なんかしてくれないよ!」
「私だってできていないことがたくさんあるくせに!」
「〝自分は正しい〟なんて、思い上がりすぎ!」
「人の頭の中までコントロールしようとしない!」
「口では〝正解・不正解はない。なんでもいい〟って言いながら、
 やっているのはジャッジの嵐じゃん!」

これを引き出すために、代わりに言ってくれたんだな、てるさん。

そう腑に落ちたものの、やっぱり怒りは消えきりません。

怒りがおさまらず許せない。そんな自分もまぁいいか。

だからもう少し、怒ったままにしておくことにします。

怒りをしっかり味わい切るために。






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