見出し画像

贅沢なパンケーキの話。


最近Twitterで話題になっていることについて、どうにもやもやしたので、映画と旅行の話は今週お休みにしようと思う。
タイトルからご察しの通り、例のパンケーキ事件の話だ。

事の発端は某番組で、笑顔で3,000円のパンケーキを食べる某政治家が映されたことなのだが、
それに対して批判が集まったというのである。

おそらく批判した人たちは、
税金で給料貰ってるくせに高いパンケーキなんて食べてけしからん!とか、
国民のために働かなきゃいけない政治家が、のんびりパンケーキなんか食べるな!とか、
今の日本の国民の大半はこんな贅沢なもの食べることすらできない!とか、
そんな感じなのかなと。

私は今の政策や日本の貧困率上昇などの具体的な数値に疎いので、「政治家がたまに3,000円のパンケーキを食べることは贅沢で悪いことか?」について考えたいと思う。

まずは私の話をすると、私自身は高給取りでもなく、ごく一般的な給料日前は自炊が増えるOLである。
しかし、だいたい2ヶ月に1回ぐらいは自分へのご褒美と称して友だちと
ちょっと贅沢なランチやホテルのアフタヌーンティーに行くこともある。
何ならシャンパン1杯付プランで3,000円では済まない時もある。
そういうわけで、忙しい毎日の中たまに食べる3,000円のパンケーキは許容範囲である。
むしろ話題になっているせいで、今私はものすごくそのパンケーキが食べたい。

では政治家の人がそれを食べていることについてどう思うかについてだが、
個人的な意見としては、え?何かいけないことある?ぐらいである。
彼レベルの肩書きがある以上、落ち着いて食事をするのには、それなりのお店でないと周囲の目があって不可能だろうし、
セキュリティーの面も気にしなければいけないだろう。
それに銀座高級クラブで密会とか週刊誌に抜かれる政治家より、
月1、2回パンケーキ食べるのが楽しみと書かかれる政治家の方が断然好感度が高い。

そしてあの幸せそうな笑顔、とても微笑ましい。
むしろ私が払った税金で、間接的にパンケーキ奢ってるなんてすごくない?とすら思える。
(私は決して彼のファンでも、今の政権支持者でもない)

お金の使い方は人それぞれだし、何を贅沢としてその贅沢を悪とするのも自由だと思う。
ただ人が楽しみにしていることについて、贅沢は悪だ!みたいに騒ぐのは違うのではないだろうか。
あなたが悪と思っていることは、他の人にとっては何よりの楽しみかもしれないし、
忙しい毎日の中で唯一感じられる幸せなのかもしれない。
逆に他の人には理解できない、あなただけの楽しみだってあるかもしれない。 

あの笑顔を見て、「そんなに美味しいパンケーキならいつか食べてみたいかも!」
ぐらい軽い気持ちでいいんじゃないだろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?