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たまに進むナマケモノ 【婦人科手術を受けるまでの道④】
書こうと思いつつ、日々の諸々を言い訳になかなか落ち着いて書く時間が取れなかった。
それと全く同じように、あの頃の病院探しものらりくらりとかわしながら日々を送っていたように思う。
クリニックの先生からは「紹介状は用意しておきます。通いやすい病院を選んでください」と言われていた。でも「たかが病院、されど病院」。選ぶ基準がわからない。
クリニックでお聞きしたときには「大きな病院だと先生方もチームで話し合っていろいろ決めてくださると思うし、どこに行ってもそんなに変わりはないと思いますよ」と言われていたけれど、もしかして病院ごとに得手不得手(?)があるのかもしれない。そんな余計なことを考えることすら逃げ道のように、あまりそこに向き合わないで日々を過ごしていたように思う。それと同時に、やはり常に頭の片隅には「病院選ばなきゃ。。」という薄暗い気持ちはいつもあって、自分が生み出した感情から目を背けている状態だった。
もういい加減選ばなきゃいけないなあ。。と思ったのは春先。結局仕事が出勤でも在宅でも通いやすいほうがいいよね。ということで、同じ路線の大学病院にすることにした。決めてしまうと、さっさとそこにすればよかったのに何をぐだぐだ考えていたんだろう、と自分の煮えきらなさに呆れる。
クリニックに電話をいれ、病院名をお知らせしてやーーーっと紹介状を出してもらった。
次は病院の予約。
私はこういう作業が本当に好きじゃない。そもそも電話も苦手だし、いい加減良い大人なはずなのに、事務的な会話が本当に苦手なのだ。しかもこういう電話って平日の日中にしないといけない(あたりまえ)。銀行とかもそうだけど、日中、仕事の合間に電話をかけたりする時間とか場所を選ぶところからストレスに感じることがある。
重い腰をあげてやっと電話をする。
この頃、まだまだ私もナイーブで(爆)婦人科だし、とにかく「先生は女性のほうがわかってくれそう」という思い込みで女性を希望していた。でも不思議と(不思議なのか?)男性の先生が多いんだなということも知った。
なにかと仕事に穴を開けたくないと思いがちな性格から、できれば週末行けないかななんて甘いことも思っていたが、大学病院はやはり週末は産婦人科だけだったりして、そんなうまいことはいかない。
結局、「女性の先生」「仕事に穴を開けないですむ日」というところだけなんとか抑えて、予約を入れた。
と・こ・ろ・が。
せっかくいれた予約日が近づいてきた頃。。。
突然職場からメールが届き、休みだったはずの日が急遽出勤日に替わるというお知らせが来た。←内心、大激怒である。
モヤモヤしてはいたが、しかたがないので予約変更をお願いする。。
都合の良い日を選ぼうと思うと女医さんの担当にはならず、でもこのまま先延ばしにするのも良くないので、腹をくくって男の先生でお願いすることにした。(本当に今考えるとなにをそんなに性別にこだわっていたのかなと思う。先生はみんなプロフェッショナルでした。)
とりあえず二週間ばかり先延ばしにはなったものの、やっとやっとやっと(!)病院へ行く日がきまった。。
(つづく)
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