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2024.3.27 20:03

丸7年勤めた会社も今日が最後の出社となった。早いような長いような7年という時間軸を定めれないまま電車に揺られている。

先週出社した時に近くのラーメン屋さんを食べ納めようと訪れたがまさかの人員不足で今日はやらないとの張り紙があり、今日リベンジ。表には数人並んでいて、若い男の子たちが順番の名前を書くことを忘れていて店員さんに俺たちずっと並んでたんですよと、懇願して順番を抜かされたが俺は大人になったので澄ました顔をしていた。無事、甘口醤油の半チャンセットを啜り、冷たい麦茶をガブガブと飲んだ。横のおじちゃんが替え玉を注文していて、この店は替え玉あるのか、まあそら、あるかなどどうでもいいことを考えていた。

以前は850円だったはずだが、現在の価格高騰を受けたのか50円値上がり、900円の支払いをして、100円を受け取る。借りたチャリでまた会社に戻りながら、7年で初めて1人でラーメン食ったなとか考えていた。歩道がなかったのでビュンビュン横を通る車が怖かった。

事務所の荷物をできるだけ忘れないようにまとめて、依然とひたすらデータをまとめ、会社の人たちに必要なデータを渡したりしていた。職人の方にも菓子折りを渡して、この機械めちゃ大変だったんですよ〜とか最後の談笑をしてまた作業に戻る。

彼女が昨日買ってきてくれたパンをおやつに食べながら、朝に入れた少しぬるくなった水筒のコーヒーを飲んで、いつも通り過ごしていた。

夕方になったので事務所を出て自宅に行き、代表のお母さんに挨拶をしてお礼を言う。お父さんにもお世話になったが直接挨拶言えなかったのは少し申し訳ないことした。代表がまだ帰ってきてなかったので事務所に戻って少し部屋を片しながら、帰りを待つ。

事務所に来ていただいた代表に菓子折りを渡して、諸々話す。なんかずっと絶妙な関係性だったが、いつかこれはほぐれていくんだろうかとか考えたりしていた。

なんの計画性もなく4.10まで使う必要のある18切符を買って旅の計画をしている。何にもとらわれずにダラダラと旅をしよう。新しいものに出会おう。知らない場所で知らない誰かと出会おう。死ぬまでいく予定のない場所に行ってみよう。人生の春休みが始まったような感覚がある。

不安がよぎるがこんなん最初で最後かもしれない。僕は何者でもなくなる。ただの旅人になる。

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