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田舎でAirbnb。近隣トラブルは?町はどう変わるのか?

岡山県県北の信号が1つしかない小さな町で
農家民泊UJITEIを運営しています。
岡山県で始めてAirbnbに登録した日本人、
ということもあり、外国人観光客0人の町が、
年間200名近い外国人観光客が訪れるようになりました。

□田舎ならではの小さなコミュニティでAirbnbを始めたら、近隣トラブルはあるのか??

田舎だけに関わらずAirbnbを始める際に誰しも考えることでしょう。

私達の宿の場合は、近隣トラブルは全くありません!

私達の町の人口は5000人。
信号は町に1個で夜8時から点滅信号に変わります。

まず宿UJITEIのスタイルを説明しておきますが、
田舎によくある2世帯住宅のうち、
お仏壇がある母屋をAirbnbとして活用。
離れに両親が住んでいます。
何世代も前からこの土地に住んでいます。

何世代も前からこの土地に住んでいて、
私も18歳まで住んでいた町なので、
近所の方はもちろん、車を見ただけでどこの誰だか分かります。

だから町の人も、○○さんちでホームステイを始めたみだいだねー、
と噂が広まるのもとても早い。
(Airbnbの存在は田舎のお年寄りには難しいのか、
皆様ホームステイと理解しておられます。)

一度噂が広まると、どこの誰のところに住んでいるのだから、
この外国人は安心できる、となるわけです。

地域の皆様に理解してもらえれば、
泊まりに来たゲストの満足度はぐっとあがります。

みんな顔なじみの町だから、ゲストが道で迷っていても、
快く教えてあげる。

せっかく海を渡って、観光地もない所に来てくれただけでも嬉しい!
と地元の食堂や温泉に行っても優遇してもらっています。

この何気ない日常こそが田舎に残る大事な文化なので、
ゲストもそれが体験できて嬉しい!となるわけです。

町の皆様に私もとても感謝しています。
ご近所のお付き合いは大事にしてくださいね。

□外国人観光客が来ることで田舎町はどう変わったのか?

外国人の観光客が0人だった岡山県の田舎町に突如外国人が現れたら、
町の人はどう対応するのか。

ー町にひとつのなんでも揃う個人経営雑貨屋さんの場合ー

雑貨屋さんの店主(60代男性)の趣味はハーレーのバイクに乗ること。
天気のいい日にはサイドカーのついたバイクが
お店の駐車場に置いてあります。

しかし、子供も巣立ち、奥様とサイドカーに乗ってドライブに
出かけることもないそうで、サイドカーはいつも持て余している感がありました。

そこにUJITEIに泊まりに来た日本語が話せれる
オーストラリア人が麦わら帽子を買いに来店。
UJITEIに宿泊していることを伝えると、
店主はわざわざこんな何もない田舎に来てくれてありがとう!

とサイドカーに乗せて山の上にある歴史ある神社に連れて行ってあげたり等
町の観光案内をしてくれました。
そして地元の歴史や文化などもゲストに話してくれたのです。

麦わら帽子を買いに来店しただけのゲストは
思わぬサイドカーの観光ツアーになり、大満足。
店主もサイドカーに乗ってもらってドライブができて大満足。

店主からもゲストからもこんなことがあったんだよ!
と連絡があり、私達もとても嬉しい気持ちになりました。
店主はまたゲストが来たら教えてね!と言ってくれ、
今でもゲストが来ると時々サイドカーに乗せて
UJITEIまで送ってくれたりします。

小さな男の子に絶大な人気を誇る雑貨屋の店主になったのでした。

旅の面白みは観光地に行き記念写真を撮ることではなく、
その町で暮らす人を通して文化や生活に触れることなのではないでしょうか。
そういう気持ちで来てくれるゲストがいるからこそ
町の人もウェルカムになるのでした。

もっと他にもゲストを迎え入れていくれている、
地元の方もご紹介していきたいと思いますので
フォロー&シェアをよろしくお願いします。
とても励みになっています〜!


[宿]
UJITEI
難波邸

[体験]
しめ縄作り

ヒノキの皮で染めるストール作り

お散歩しながら花を集める 生花

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