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お部屋探しの基準が全然定まらないから、悠悠閑閑と決めていきたい

6月までに引越しをすることにした。

2019年は、一人暮らしの部屋を引き払い、数ヶ月海外へ行ったのちに、ADDressやHafH、マンスリープランなどで住む場所を転々とする暮らし。
2020年は、緊急事態宣言で実家に引きこもることになり、落ち着いたらまた数ヶ月のホテル暮らしとGoToトラベル三昧。
そして2021年、また緊急事態宣言で実家に引きこもっている。

正直、実家は快適に過ごせる上に、金銭的にも助かる。だが親と子の共存は難しいもので、常にストレスを感じるし(向こうにも与えているだろうし)、老いていく両親を毎日見るのは辛いものがある。同時にそれでも出ようとしない甘えこそ、自分自身の発展性を抑圧している原因であることにも気づいている。

心のどこかで警告が鳴り響いている。
「いい加減出ていかないと、やばいぞ」と。

それで年末、京都に住むことを考えた。というのも、2019年の時点で、東京の都心部で仕事をする日が月に7〜10日程度だったからだ。最近は打ち合わせや取材もリモートが増えたので、もっと減った。

だから京都との2拠点生活もありかも? と思ったのだ。
それで諸々調べたのだが、結局、借りるのは保留することにした。その理由は色々とあるのだが、あと数年は腰を据えて東京でがんばってみようと思ったのが大きい。

そこで年明けから、東京やその近郊の物件を探しはじめたわけだが、愕然とした。物件探しってこんなに大変だったっけ? 10年間で7物件ほど住んだが、そこで培った探し方のノウハウが根本から崩れてしまったような感覚だ。

部屋探しに苦戦している理由は、求める条件の設定に問題があるからだろう。ここで一旦、現状の条件を箇条書きにしておく。

求める条件(2021年2月2日版)
・駅から徒歩15分以内ならどこでも良い。
・渋谷や新宿までドア トゥ ドアで1時間以内ならどこでも良い。
・住みたいと憧れる街が特にない。
・東京の西側は飽きたのであんまり。
・大きい公園や緑道などが近くにあると嬉しい。
・高い建物が少ない環境がいい。
・窓が2つ以上ほしい。
・とにかく水まわりが臭くなく、清潔なのが大事。
・風呂トイレ別がいい。
・コンロは備え付けで2つ以上あった方がいい。
・リノベしたおしゃれ物件だとなおいい。
・ロフトは微妙。
・床材の色が濃いのが無理。
・30平米くらいの部屋に住んでみたいけど、20平米代でも余裕。
・近くにサウナがあったらなおよし。
・3〜6月ごろに引っ越したい。
・初期費用も家賃も安いに越したことはない。

今のところこんな感じだ。
こんな漠然としつつ細かい条件になったのには理由がある。最後に普通の賃貸アパート暮らしをしていた時のことだ。当時は「エリアは渋谷や新宿まで20分程度で行けるけど長閑な雰囲気の場所。部屋は風呂トイレ別、狭くても1FでもOKだから水まわりがきれいな部屋」という条件で、探しはじめてすぐに18平米のアリの巣穴のような形をしたワンルーム(新築)を見つけ、借りることができた。家賃も高すぎず安すぎずで、妥当な値段だった。

部屋は床も壁も家電も全てが真っ白で、最小限の家具しか置かなかったので、北欧のどこかの国の刑務所みたいだった。そこで1年半過ごしていたら、こんな都心である必要があったかな......こんな狭い部屋である必要あったかな......仕事しづらいな......台所は広い方が良いな......家賃って一体......と思うようになったのだ。

そんな現状を打開するためにアドレスホッパー的な生活にシフトした結果、さらに混沌が訪れた。どこにどうやって住みたいのかわからなくなり、悶々とし続けること2年。まあ見つからない、ピンとこない。完全に部屋探しをこじらせている。

だからこそ、最初の数ヶ月はのんびり物件ウォッチングをしてから決めたいのだ。しかしここ数日、チェックしていた物件が制約済みになっているのを見て、焦りはじめてしまった。毎日何時間も物件紹介サイトと睨めっこしている。先ほどもフリーレントの家具付き17平米物件の内覧予約をしようとしてしまった。あぶない。全然条件と違う。

理想の暮らしを手に入れるためにも、焦るな。
まずはもう少し条件を整理して、絞ってみろ。

というわけで、明日からまた悠悠閑閑とお部屋探しをしていこうと思う。

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