「それってあなたの感想ry」「はい論破」にまでつながったもの…を妄想する

あえて誰それのアレ(阪神の優勝ではない)とは言いません。
何かの話をする際に「はい論破www」は口喧嘩の上位互換なだけで「話し合い」ではありません。ここ数年来の日本人は…特にネット上旧ツイッターとかでは…相手を負かす事しかしていないような点がとても目立ちます。多数ではありません。よく目立ちます。昔は「話せばわかる」などと言ってたんです。何なら日本が平和憲法を施行して以降に作られた某国国内紛争映画内で「相手に日本人である事を伝えれば打っては来ない」の旨を「話せばわかる」と思ってたんですから。

今や論破してオラらせる…じゃなかった終わらせるは何処に源泉があるのでしょうか?それが「朝まで生テレビ」なんじゃないかと思います。あれこそが「議論は高尚な口喧嘩である」みたいに演出されており終いには番組内で普通にパワーインフレが起こっていたようです。それを瞬殺するには相手を言い負かすのが最短の手となりますが、それが今で言う「はい論破」の源泉となったのかも知れません。ただあの番組では「オイオマエ謝罪しろ!」の印象が強すぎたにも関わらず「議論は相手の謝罪を引き出す事」によくぞ成らなかったものです。
これ間違いなくスウェーデン人が見たら…と思うと「日本の恥この時点で極まれり」ですね。

とはいえ「話せばわかる」も日本人的道徳である「みんな仲良くしなければならない」のべき論を豊富に含んでおりますし、一種の説得行為にも当たるフシがあります。論破を是とする人に…話を聞きそうにない人に説得なんかできるでしょうか?それこそ権威勾配を使った物言い、つまり「それ天皇陛下にも同じこと言えるの?やってみ?」です。天皇陛下でなくてもいいです。場合によっては警官に差し替えても良いです。「アンタの親」もありです。こうなりゃもう喧嘩の作法ですね知らんけど

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