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第一話 はじめに。ー美の定義ー

こんにちは、はまもとゆうと申します。
周りの方からは、「ゆうさん」と呼ばれています。

セルフケアを研究し、お伝えする仕事をしています。
出会ってくださりありがとうございます。

突然ですが、あなたは自分のことを心から美しいと思いますか?

「いいえ」がほんの少しでも心に浮かんだら、どうか今日から始まるこの文章を、読み進めていってください。


私は幼少期から、生きることや死ぬこと、そして美しいものに心惹かれてきました。

なぜ自分は生きているのか、死んでしまったらどうなるのか、ということを考えたり

見上げた空の青さや、色とりどりな花、虫の動く様子に感動したり。

自分の中で色々考えたり、感じたりしているので、外からみると動きがゆっくりでぼーっとした子供だったと思います。


さて私の話はおいておき、ここで考えてほしいのは

「美しさ」とは何か?

ということです。

形、質感、色、音、そのものが含んでいる内側の要素。

美を表すものは沢山ありますよね。

ではどんな形が、どんな色が、どんなそれぞれが、美しいのでしょうか。

例えば形でいうと、丸と四角、どちらが美しいですか?

丸が美しいという人も、四角が美しいという人もいるでしょう。

でこぼこした丸が美しいという人もいれば、つるんとした丸が美しいという人もいます。

ただ、つるんとした丸の方が、より多くの人が美しいと感じるかもしれませんね。



これは、美しさの理性的な定義です。

ニューヨーク大学の心理学者による研究で、具体的に「左右対称性」や「丸み」といったものは「美」の要素として考えられることが多いことがわかっています。

そもそも、美に関する哲学的な議論は、古代ギリシャから始まりました。

プラトンやアリストテレスといった哲学者は、美の本質について議論しました。プラトンは、美は理性(理論)に基づいて定義されるべきであると主張しました。

一方、アリストテレスは、美は感覚的な経験に基づいて定義されるべきであると主張しました。美についての哲学的な議論は、現代でも続いています。


理性と感性、あなたはどちらを重視しますか?


美の考え方は、文化や時代によって異なります。


例えば、日本の美意識は、自然との調和を重視する傾向があります。

日本の庭園や和服や陶器など、多くの日本の文化は、自然と調和した美しさを表現しています。

一方、西洋の美意識は、対象の美しさを強調する傾向があります。

西洋の芸術や建築、ファッションなど、多くの西洋文化は、対象の美しさを表現することに重点を置いています。

この背景を知った時、日本人の感性を誇りに感じました。

不完全さや曖昧さも自然のものと受け入れ、偉大なる自然に尊敬の念を表す、繊細な捉え方が私は大好きです。



美しい景色を見たり、美しい音楽を聴いたり、美しい芸術作品を鑑賞したりすることで、人は幸せや感動を感じることができます。

その秘密は、私たちの脳にあります。

脳は、美しいものを見たときに、快適な感情を引き起こす化学反応を起こします。

例えば、美しい景色を見たときに、脳内のドーパミンが放出されます。

美しい景色を見ることが、嫌いな人はいませんよね?

このように、美しさとは、

「人の心を豊かにする力」

があるのです。



理性と感性の話に戻りますが、私は理性の美も意識をしながら、最終的には感性の美を追求したいと考えています。

例えば、人の容姿でいえば、小顔で色白で目がぱっちりとしていて足が長いといったような、多くの人が憧れるメディアによる少々かたよった美の定義や理性の美も理解しつつ、

世界にたった1人の個性ある美しさを感じたいのです。

テレビや雑誌や、SNSで見かけるような人と自分を比べて落ち込む必要はありません。

だってあなたは尊い1人なのですから。

いびつさこそが美しいという美容家もいます。

老化やたるみやシワだって、私たち自身が自然の一部である証。


大切なのは、あなたがあなたの美しさをどう定義するかなのです。


さて第一話、少し長くなってしまいました。
毎月14(いーよ)の日に更新したいと思います。
それでは、また。


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