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【UW映画感想】#23『南極料理人』【藤堂貴文】

この世で1番美味そうなおにぎりと豚汁が出てくる映画。
南極地域観測隊のメンバーとして南極大陸の基地に、調理担当として派遣された主人公。年間平均気温マイナス54度以下で、動物はおろかウイルスさえいない自然環境で過ごす基地メンバーを、唯一の楽しみである食事を軸に描いている。

ストーリーはおじさんたちが少し揉めたり悩んだりワイワイキャッキャしてる映画です。だからもう置いときます。
この映画には食事シーンがたくさん出てくるのだけれど、とにかく観てほしいのが冒頭に書いた豚汁とおにぎり。この食事シーンを観てほしい!
マイナス何十度の中で観測業務を終えたメンバーが、熱々の豚汁とおにぎりを頬張る姿がとにかくたまらない!!
極寒の中での作業を終え、冷えに冷え切って疲労のたまった体。そこに用意されている熱々の豚汁と具沢山のおにぎり。「...あっちい!」とか言いながら熱々豚汁をすすって、そっからすぐにおにぎり頬張るの。最高のマリアージュだと思う。フーディーたちも裸足で逃げ出しちゃうんじゃないかな。

食事は誰と食べるかが大事とよく言うけど、環境も大事。僕にとってこの映画は、改めてそれに気付かせてくれた作品だった。
日本列島、暖冬とかやってないで本気出してくれ。俺に最高の豚汁とおにぎりを食べさせてくれ。

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