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【UW映画感想】#42『REBEL MOON: パート1 炎の子』【上田昌宏】

黒澤明監督の「七人の侍」にインスパイアされ、「スタウォーズ」風味のストーリーとビジュアルのSF超大作。まさに王道のストーリーと圧倒的なVFXのクオリティ。こんなん絶対面白いやんっていう期待作でした。

正直な感想を言いますと、キャラクターが薄い。キャラクターに魅力を感じられなくて、感情が入っていかない。

スターウォーズと比べて、各キャラのビジュアルもイマイチで惹かれるものがないし、各キャラの掘り下げが全くない。そのキャラのパーソナルな部分を見せるところがほとんどないので、キャラを好きになれる要因が全くない。

スターウォーズのキャラはみんな好きですよね?
嫌いなキャラいないよね?

もしかしたらスターウォーズと比べてしまっているからダメなのかもしれないのだけど、二部作ということもあり、この後大丈夫?と不安に思ってしまった。

漫画とかでもよく言われることだけど、ストーリーよりもまず圧倒的に魅力的なキャラクターを作れるかに掛かっているらしい。キャラクターに感情移入できないと、ストーリーも全く入ってこない、と言うことをまざまざと感じさせられた。

それでもやっぱり圧倒的なVFXには感嘆する。
CGの技術もここまで来たかと言う、もうリアルを超えた綺麗さと壮大さ。ごまかしのない徹底的に作り込まれたビジュアルは本当にカッコいい。

二作目は、新時代のVFXを楽しみに待とうと思うが、少しでもキャラとストーリーが魅力的になることを祈ってます。

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