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学びたいこと、それはオタクの下心から。

ぽやっとnoteアプリを開いたらこんな企画があったので参加します!

#今年学びたいこと

「あっ國學院さんだ!お世話になってます!」というのが最初に思ったことで……
というのも現在(※1/16時点)國學院大学にある博物館にて三重県桑名市にある神社、桑名宗社さん所蔵の刀が展示されているからなんですけれども。
第二次世界大戦中、戦火から守るために刀身に漆を塗られた二振りの村正作の太刀。片方は既に研がれており、もう片方は研ぐために現在クラウドファンディング中ですね。

研がれたほうの太刀も過去にクラファンにてその費用を募っており、わたしも微力ながら協力したのでした。
しかし、コロナやら自分の家の事情やらが重なりに重なって桑名へ足を運ぶことができず、研がれた後の姿を実際に目にすることはできずにいたところ、國學院さんの博物館で展示!数年の時を経てようやくお目にかかることができたので、本当に嬉しく思っています。
期間中にもう一度見に行くぞ〜!!

と、いうわけで、学びたいと思っていることのお話。

日本刀のこと

正直本当に知識がまだまだ足りません。ようやく最近になって実際に美術館や博物館にて鑑賞をし、自分なりに楽しみ方は掴んできたと思っていますが、来歴やら刀工やらまでいくと、ちょっとおめめがぐるぐるする……というのが正直なところです。
なので、日本刀については知識を増やしたいな、と思っています。

仏教のこと

この理由は、なんというかオタクの下心が滲んでしまう話なのですが、「刀剣乱舞」で一番好きな“刀剣男士”を聞かれたら『千子村正』と即答します。
彼について語り始めるときりがないのでかなり端折りますが、ゲーム内ではいわゆる集合体、たくさんある「村正作の刀の集まり」という設定がありながらもキャラクターの大元、一番のベースになっているのは「妙法村正」という刀であるということ。
ゲーム内の台詞でサンスクリット語が必殺ボイスだったり、メディアミックス作品でも村正を描く際に禅問答みたいな要素とか、あとは千手観音の要素とか、かなり仏教の要素が色濃く細かく散りばめられているのがわかるので、『千子村正』という刀剣男士についてもっと深く考えたい!と思った時に、仏教の知識が必要だなと考えました。現在はどこからどう学ぼうか、手段を選ぶところでちょっと躓いています。笑

あと、他のことを理由に挙げるなら周囲の影響もありそうです。仲良くしている友人たちが割とお寺さんと縁がある人だったり、子供の頃から家族と一緒に仏壇に手を合わせる習慣がしっかり身についていた人だったり。
わたしの父もそうです。寺社仏閣巡りが好きな人で、特にお寺さんを巡るのが好きな人。ふたりで京都旅行に行くと、早朝からお寺のお庭を眺めることも多く、わずかながら仏教というものが身近になってきたように感じています。
よくわかっていないながらも、東福寺のお庭が好きです。市松模様の苔とか、枯山水とか。

神道のこと

仏教に興味を持った、と書きましたが、「あなたの信仰する宗教は何ですか」と問われたらわたしは神道だ、と答える気がするのです。
さまざまなものに神が宿る、八百万の神という考え方にざっくばらんなおおらかさと小さなことでも大切にしようとする細やかさを感じてなんだか好きなんですよね。
数年前に勢いで御朱印集めを始めてみたり、近所はもちろん旅先で寺社仏閣を巡る機会が増え、より神社という存在が身近になりました。神様ってなんだろう、と考える時もあります。
基本的には仏教も神道も出来うる限り学問として捉えていたいなと思うのですが、スピリチュアル方面に振ると晴れ女と雨女に象徴される“稲荷系”と“龍神系”は相性が良くないだとか、そういうお話ってそもそもどこから出てきたのかなとか、そういう方面にも興味があります。
何せ、わたしは自他共に認める晴れ女であり、お稲荷さんが祀られる神社に行くと元気が出るし、清々しい気持ちになるので……プラセボと言われたら言い返せないしな、みたいな。


現在33歳、進学先を考えた10代の時期には、正直に言ってこんなに日本の歴史や宗教へ興味が出るとは思っていませんでした。
高校時代は世界史選択だったし。でも当時から宗教美術には興味があって、テストに出ないようなところを単語集や参考書で読んでいるのが好きだったから、分野としては似たようなものだったのかもしれません。

昨年末に村正の太刀を見るために國學院さんへ行った時に、ここへ進学していたらどうなっていただろうなあとぼんやり思っていました。お目当てにしていた太刀だけでなく、神道系の展示がとっても興味深いものでした。
(あれが無料ってすごいですよね……学生は無料で一般は500円くらいとってもいいんじゃないかな)

以上、学んでみたいことのお話でした。
仏教に関してはそのうち自力でちょっと頑張り始める予定です。取っ掛かりに良さそうな本をSNSで教えていただいたので、まずはそこから。

こうして考えると、10代のうちに視界をどれだけ広げられるか、って大切なことですね。
学ぶということに早いも遅いもないけれど、若い方がやはり選択肢は増えるような気がしている最近です。

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