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21/22 FAカップ4回戦TOTBHA

ますらお

試合前情報

代表ウィーク明け初戦はFAカップ4回戦．Spursの対戦相手はBrighton & Hove Albion FC．Chelseaとの2引き分けを含む直近の公式戦7試合無敗と好調です．

　Spursは負傷中のTanganga，Skippと負傷明けで大事をとったDier以外は選考入り．暫く不在だったRomero，Sonがスタメン入りし，ベンチには新加入の2人が控えます．BrightonもMac Allisterなど主力数人を欠くも強力なスカッドで臨みます．

試合内容

結果：3-1　勝利

　Brightonが押し込みアーリークロスなどからチャンスをうかがうも，後方でのミスなどもありSpursのショートカウンターの餌食に．Spursは最終ラインの集中力が素晴らしく，特にRomeroは得意のインターセプトが冴えわたり目立つ活躍を見せます．攻撃の芽を潰した後，チーム全体がスピードアップし厚みのあるカウンターを繰り出すが，特にReguilonの駆け上がりに対しBrighton右サイドが苦しい対応を迫られていたのが印象的．

　Brightonの右サイドは前半，攻撃時ウイングの位置にウイングバックLampteyが，その後方にインサイドハーフGrossが控える形を取りますが，守備時はGrossが前線へのプレスに加わりLampteyは最終ラインまで下がる．しかしカウンター時Reguilonの出足が早く，Lampteyが後ろから追いかける形が多くの場面で見られました．SpursはここにDaviesも絡んだ厚みのある攻撃を仕掛けBrightonにトラブルを起こさせる．BrightonのPotter監督はハーフタイムで中盤Lallanaを下げてVeltmanを右サイドバックにした4バックに変更し，右サイドのスペースをケアできる布陣に修正を余儀なくされました．

　Brightonで輝いた選手がBissouma．前半の2ボランチの位置でも技術と推進力を見せつけるが，後半アンカーの位置でタクトをふるいだすと更に大暴れ．前線足もとへの絶妙な配球，フィジカルと緩急を活かしたドリブル突破は圧巻で，ディフレクションありとはいえゴールまでしてしまう役者ぶり．来夏の去就が気になるところです．

今後の展望

　試合内容が良いことでおなじみのBrightonには，テンポのよい攻撃で何度か冷や汗をかかされましたが，それでも組織力と集中力で上回り快勝．Kulusevski，Bentancurの新加入2人もデビューして前者はアシスト未遂，後者も中盤で落ち着いたプレーを見せ，ポジティブな要素ばかりの試合になりました．
　中でもKaneのコンディションが良さそうなのが一番の収穫．プレーが軽やかで，久々の巻いたミドルシュート含む2ゴールを記録し結果も出した．相棒Sonの復帰も大きいかもしれない．シーズン後半の展望を占う意味でも，Kane復調の兆しこそこの試合最大の見どころだったといえます．


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