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これまでお蔵入りしたゲーム案いろいろ

この記事はUnityゲーム開発者ギルド2 Advent Calendar 2020の3日目の記事です。(開発ギルドについてはここにまとまってます)

ゲーム開発は、完成前に「お蔵入り」することが割とよくあります。
多岐にわたる知識が求められがちだったり、共同開発者とのなんやかんやだったり、完成までにかかる時間が(思ったより)長かったり、途中で冷静になってしまったり、理由は色々あると思いますが、なんか起こってしまうそうです。かなしい。

自分でRecolitというゲームを開発し始めて数年くらい経ちましたが、私も例外ではなく「お蔵入り」した、またはしつつあるな...という案が何個かあります。というか、Recolitも1回そうなりかけたことがありました。
そういうものを自分の中で寝かせておいてもよいのですが、何となくもったいないなという気持ちと、「半端な開発状態のゲーム」というものの味わい深さ(ツクールとかでよくありますね)が少し好きなのもあり、一度まとめて紹介してみようと思います。
なにかしら面白がってもらえたらよいですね。

今回のお蔵入りの基準は↓のような感じです
- 自分主導で考え、開発していた
- 何かしら記録があり、基本的な内容を覚えている
- 完成したものをプレイアブルな状態で公開していない
- 考えてから時間が経過していて、再開の見込みが薄い

猫がティッシュを取り出すゲーム

スクリーンショット 2020-12-03 17.21.37

【内容】
猫がティッシュを取り出して部屋をティッシュまみれにするゲーム。
制限時間内にボタンを連打して取り出し。たまにドアを開けて飼い主が様子を見に来るので、その間に間違えて取り出すと強制終了。
ティッシュを取り出してる最中は猫がすごい形相になり、ヘビメタみたいな曲が流れる。
【背景】
ちょうどRecolitの最初の体験版が出た前後で、思ったより時間がかかりそうだったので逆に短期間で作れるゲームを作ろうとした。
【いま思うこと】
極度に抽象化されたネコチャン(黄土色の丸)

10秒ずつプレイヤーが切り替わるゲーム

【内容】
宇宙空間で宇宙飛行士と地球外生命体が遭遇しようとするゲーム。
10秒おきにプレイヤーキャラを切り替えて、片方が配置したマーカーなどを頼りにお互いの位置関係を探り、なるべく短時間で遭遇させる。
【背景】
Unity1週間ゲームジャム(通称unity1week)に初めて出すつもりで作ったが普通に間に合わなかった。
【いま思うこと】
プロトタイピングなんも分からん

地図をつくるゲーム

【内容】
伊能忠敬的な存在になってマップを徘徊し地図をつくるゲーム。
プレイヤーが移動中に頂点を打つと、前の頂点との角度や距離が記録されていく。その記録をもとに、なるべく正確な地図を作成していく。
【背景】
前述のunity1weekに何回かゲームを出せるようになってきたので反省を活かしたゲームを作ろうとした。あと自分の中で伊能忠敬ブームがきてた。しかしテストプレイしたらシンプルに苦行だった。
【いま思うこと】
これはまだ形を変えて何かしたい気持ちがある...

写真館で親子の撮影をするゲーム

スクリーンショット 2020-12-03 18.18.43

【内容】
写真館で子供のごきげんを取っていい感じの写真を撮るゲーム。
複数のおもちゃの中から、子供の好み、ごきげんに合わせて物を選び、カメラに笑顔で注目してくれるように物を動かす。
お母さんも子供の様子や物次第でちょっと変わる。
【背景】
前述の地図ゲームがあまりにも微妙だったのでリベンジのつもりで考えていた。しかし仕様をつめる時間がとれずフェードアウト。
【いま思うこと】
リベンジとは

石段を登りつづけるゲーム

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【内容】
お寺の前のような場所で石段を登りつづけるゲーム。
今までプレイした人の中で一番長く登った人よりも数段多い段数がゴールになるので、プレイされればされるほどゴールが遠のく。
登り終わりの段数にコメントを残せる。段数と、その当時最大段数だったかに応じて残せる内容がいい感じになる。
【背景】
8月のunity1weekのお題「ふえる」に合わせて、数日で作れそうなものを考えた。1日経って冷静に考えたら苦行でしかなかったので、Unityプロジェクトすら作らずお蔵入り。
その後、別のゲームの共同制作としてunity1week自体には参加。
【いま思うこと】
なぜすぐひとに苦行をさせようとするのか

〜以上〜

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