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幸せな自分が気に入らない

幸せになりたい。

漠然としているけれど、いつも心の中でこう思っている。それなのに、何か嬉しいことがあって『幸せ』という感情を抱いた瞬間、何故だか自分が憎たらしく思えてしまう。

  『幸せそうな自分は自分じゃないみたい』

     『幸せそうな自分が気持ち悪い』

こう思ってしまうからだ。
どこまで捻くれているんだろう私は。

元々ネガティブな性格であるから、楽しい時間よりも病んでいる時間のほうが圧倒的に多い。だからそのたびに『もう病みたくない』『幸せになりたい』と思うのだけど、心のどこかに『病んでいる自分に酔っている自分』がいるのかもしれないとふと思った。

嫌なことから逃げるため、できないことの言い訳をするため、そして他人に対する羨ましい、妬ましいという感情を消すために、私は悲劇のヒロインを演じているのだ。この文章を書きながら気がついた。

こうやって客観的に考えると、自分のことが本当に嫌になる。素直に『幸せ』を受け止めて噛み締めながら生きられる人になりたかった。
でも、私はそうやって生きられないし、結局今のまま生きるのが一番自分らしいとも思う。

...ああ、やっぱりこんな自分に酔っているんだな。
最後に結論として浮かんだこの考えで確信した。

こんな考え表に出したら『メンヘラだ』『かまってちゃんだ』って批判されそうだから、しっかり自分の中に留めておく。友達の前では絶対に出さないようにする。

でも、『幸せな自分』じゃなくて『自分が気に入る自分』で生きる。これは大切にしたい。

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