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【読書】孤独と不安のレッスン

こんばんは。
今日は初めて、
読んだ本の感想を書きます。

本は沢山読んでいるけど、
感銘を受けてもなかなか人に伝えることが出来なくて、
ずっと覚えていることもできなくて、
流れてしまうことが多かったので、
できるだけ忘れたくないことを書こうと思います。

「孤独と不安のレッスン」
こちらの本は、たまたま本屋で目に止まって購入しました。

私は、本屋が好きです。
題名を眺めて、気になるものがあったら裏表紙を読んだりしていれば、平気で1時間くらいは時間が経ってしまいます。
そしてやっぱり中身が知りたいなーと思うものを2冊くらい買って帰る、というのがいつものルーティンです。

孤独と不安のレッスン、は結構重めな題名だなと思ったんですが、
現在の自分に当てはまるというよりも、身近な人がとても不安定な状態にあったので、
少しでもその人の気持ちがわかるかも?
という気持ちで購入しました。

もちろん私自身も、本を読んで、
頷けることや実践したいと思うことが多くありました。

記憶に残ったワードを、書き留めていきたいと思います。

p20

「一人でも、何の問題もありません。あなたは『一人であること』に苦しんでいるんじゃないんですから。あなたは『一人はみじめだ』という思い込みに苦しんでいるんですから」

ここについては、かなり頷けました。
数年前、転勤で2年ほど、友達も誰もいない土地に行ってから、一人でいることが恥ずかしいと思わなくなりました。
たまに、寂しい女に見られてるかしら?と思うこともありましたが(笑)

近くにいるのに会えない人たちがいる状態より、物理的に誰にも会えない状態のほうが、ずっと寂しくありませんでした。

また、今住んでいる場所に来てから、
仕事も立て込み、私生活も人と絡むことが多く、バタバタする状態が1年ほど続きました。

全て嫌になり、会社を休んで、
一人で白川郷に行ったことがあります。
携帯も通知をオフにして、
はやめに旅館にはいって、温泉に入る、読書する、食べるを続けたら、めちゃくちゃ元気になりました。(笑)

元論、普段はSNSで人と繋がっていて、作者さんのいう"ニセモノの孤独"を感じることもあると思いますが、
割と私は"本物の孤独"も理解はしてるほうかも?
と思えました。

私の気になる不安定な彼女(親戚です)は、
もしかすると、ずっと人に囲まれていて、その人たちとうまくいかないから孤独を感じるのかも。
思い切って、離れてみる方がずっと楽なんじゃないかと思ってしまいます。
そう、簡単にはいかないのはわかってるんですけど、この本の話をしてみようかな。

p104

今、あなたが抱えている問題を、あなたは考えていますか、それとも悩んでいますか?
その問題は、トラブルですか、不安そのものですか?

この提案は、私にとって新しい発見でした。

私は普段から結論の出ないことをよく考えています。(笑)
でも、考えてるのではないかも。
特にアイデアが浮かぶまでいかず、ただ妄想してるだけで時間を使ってるかもしれないです。
(例えば夢を見ると、その夢が吉夢か悪夢かをネットで調べて、悪夢だと少し悩みます。(笑)

今仕事を休んで、復帰をすべきか、
転職をすべきか、うじうじしていますが、
多分、それも本当に考えれていないのだな、と思います。
せっかく時間はあるので、
結論の出ないことに悩まず、
次のアイデアが出てくるよう、考えよう、と思えました。

p118

自分の想像力が自分を一番傷付ける

まさにその通り過ぎて、ぐぬぬ、となりました。
悪口を直接言われるより、陰口を言われていたと他人から聞く方が、ずっと辛い。
想像してしまうとどんどん辛くなります。

中学生くらいの頃はそんなことで今よりもっと悩んでいました。

女子は複雑なのです。

大人になってからは、苦手な他人との距離の置き方をうまく学んで、昔に比べ格段に減ったと思いますが、やはり、自分の関わりたい人(作者さんのいう、他者)とうまく付き合っていくのは、
自分の想像力が無駄に働いてしまい、辛くなることもあります。

でも、先に書いた通り、自分の思い通りに操れないことで悩むことはよくないですね。
わかっていても簡単にできることはないですが、、
少なくとも、このように文字化されると客観的に受け入れることができ、自分だけじゃないと前向きに思うことができました。
それにしても想像力…良いことだけに使いたい。

p152

分かり合えないことが当然なのですから、「さあ、どうやったら分かり合えるんだろう」とあれこれ考えることはあっても、悩んだり、苛立つことはないのです。

これは私がこの本を手に取ったきっかけとなった彼女に伝えたい言葉です。
おこがましいけど、、機会があれば。

彼女はとってもまじめで、まじめがゆえに家族との関係にも完璧を求めてしまいます。
そして、急にどっと疲れが来て、塞がってしまうようです。

ただ、彼女の旦那さんは、めちゃくちゃ適当です。(良い意味で笑)
彼女のことをできるだけ理解しようとしてはいるようですが、彼女の求める完璧には全然ついていけていないです。(断言するのをお許しください。笑)
そのことが彼女を辛くさせているけど、
でも、正直独身の私からみると、
十分お互いにわかり合おうと努力していて、
素敵な夫婦なんです。
家族でも100%相手の思っていることがわかるなんて無理なんだから、ぜひ今を幸せと思ってほしい、と思います。

p167

つらくてたまらなくなったり、不安でいてもたってもいられなくなったりしたら、誰かに何かをあげることを考えましょう。

なるほど。
たしかに、不安になると無意識に人に依存してしまって、愛されることを求めてしまいがちな気がします。

話はめちゃくちゃ変わってしまうかもしれませんが、自分のこれとリンクしたと思う話をします。

最近、まったく恋愛対象と思っていなかった友人から急に付き合わない?と言われたことがあります。
人として好きな友人の一人だったので、
一度真剣に考えてみようと思いました。
そして、もう一度会った時、別れ際に彼にいわれたのは、
「自分(彼)に対してリスペクトを感じない。」
「今までずっと優しかったのに、今日は冷たく感じたから、わざとかなと。諦めろってことなのかと思った。」

たくさん言葉を選んでくれましたが、
こういった趣旨でした。

ああ、私は人に何もあげられていない。
むしろ、無意識に、
「自分を好きになってくれる人はどこまでだったら自分を許してくれるんだろうか?」というスタンスで、いつもより難しい態度をとってしまっていたと思いました。
これが素でもないはずなのに…
なんてめんどくさい奴なんだ!!

人と付き合うには互いのだめな部分を分かり合えないとみたいな気持ちが大きくなりすぎて、何かを与えるどころか、与えられることばかりを考えてしまっていました。

でも、付き合う前とかって、
少しでも自分をよくみせようとするのが普通ですよね。
自分に対する印象が良過ぎるんではないか?
あとでがっかりされるんじゃないか?
と不安でした。
不安がゆえの行動だったと、反省しました。
それを的確に伝えてくれた彼にはとっても感謝しています。

でも、結局わたしは彼を他人と思っているんだと思います。
だから、何もあげることができなかった。
それが結論だと思います。

めちゃくちゃ自分と紐付け、
しかもあんまりうまく紐づいていない話(笑)ですが、
私ももっと人のことを考えて、何かをプレゼントできる人間になりたい、
と思ったのでした。

まとめ

他にも心に残るワードは沢山あったのですが、
以上にします。
孤独や不安がゼロになることはないですが、
うまく付き合って、
うまく逃げればいいと作者さんは言っておられます。

私の気になる彼女にも、
少しずつ伝えて、少しでも心を開きあえたらなー、
と思いました。

私自身も、しんどくなったらここに戻って見直そうと思います。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

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