矢戸 初華

物書きに憧れて。思ったことと感じたことをただただ書き連ねてみる。

矢戸 初華

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最近の記事

#2 運命の紐

運命の赤い糸、という表現があまりしっくりこなくて。 この間運転しているときに「運命の紐」という言葉が思い浮かんで、気に入った。 神様が知ってる私たちの人生のゆくえ「運命」。 運命の赤い糸は小指から伸びていて、いつでもどんなことがあっても繋がってるよ、とか、そんな夢みたいな話が肌に合わない。 私、たぶん、運命って紐みたいにちゃんと確かな触感があるんだと思う。それを見つけさえすれば、触るだけで「あ、これが運命か」って直感で分かる。触ったときに手ごたえがあるはずだから。

    • 1 : ホームタウン

      「ここには何もないよ」と話す君の目には大きな海が映っている。 「何もない」って言葉が嘘だってこと、その目がいちばん知っている。 そうだね。高いビルも、美味しいパンケーキ屋も、セシルマクビーも、確かに私たちには無い。 でもね、 朝のおろしたてみたいなにおいとか 太陽に照らしてもらってる海のかわいい笑顔とか 私たちが知ってるものだって結構あるよ。 “この町はたしかにうつくしい” 空気の中に私の声が消えていく。 冷たい風が、そうでしょって嬉しそうに囁きながら通り過ぎた。 そ

      • 0 : はじめまして

        はじめまして。 矢戸初華(やど ういか)と申します。 田舎の町で会社員をしています。 昔から文章を書くことが大好きで、授業中、クラスメイトが絵を書いたり漫画を読んだりしている時に自作の歌詞や小説を書くような女の子でした。 自分の頭の中に浮かんでは消えるたくさんの言葉。 詩という形でノートに書きためていますが、それをなんとかこの世界につなぎとめておきたくて、noteをはじめることにしました。 私の文章は決してうまくありません。 誰かを感動させられるものがあるとも思えません