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ひょうごTECHイノベーションプロジェクト

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兵庫県内にある様々な社会課題・地域課題について、主に県内の起業家や事業者が有する情報通信技術を中心に、ものづくりや建築・土木等の工業技術などを活用し、その課題解決を図っていくプロ…
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#三木市

<実証レポート>一緒に笑って、一緒に泣こう!障がいがある方も含めた「みんな」で楽しむエンタメ体験の実証

本記事は、掲題の実証実験に伴走者として参加したひょうごTECH事務局スタッフによるレポートです。 実証事業者:NPO法人ピープルデザイン研究所 フィールド提供者:三木市 課題:一緒に笑って、一緒に泣こう!障がいがある方も含めた「みんな」で楽しむエンタメ体験の実証 プロジェクト概要三木市では、2015年4月に「三木市共に生きる手話言語条例」を制定し、手話に対する認識と普及に努めており、2019年には読書バリアフリー法が施行され、図書館では自分に合った読書のかたちを選べるよう

音声文字起こし技術がもたらすバリアフリーな行政サービス

今回のレポートは、2022年に三木市障害福祉課の課題「誰一人取り残したくない!コロナ禍で以前よりコミュニケーションが難しくなった難聴者を支援したい!」に取り組んだ記録です。 手話をひとつの言語として考えている三木市 三木市では2019年に「手話言語条例」を制定し、手話に関する各種施策を推進してきました。 しかし、コロナ禍で一般的となったマスクの着用やアクリルパネルの設置によって、難聴者や聞こえにくい方とのコミュニケーションにおいて新しい課題が生まれています。実際に障害福祉