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【FRJ2024 オンデマンドセッション#2】その活動は社会的なルールから逸脱していないですよね?

FRJ2024のオンデマンドセッションを視聴して、ネタバレがないよう、感じたこと・考えたことを書き留めています。

2つめに視聴したのは、『これだけは押さえておこう!弁護士が解説するファンドレイジングで注意すべき法令』です。こちらは、山 卓晴 (NPOのための弁護士ネットワーク 理事長)さん・樽本 哲 (インテアス法律事務所 代表弁護士)さん・稲田 遼太 (インテアス法律事務所 弁護士)さんがお話されています。

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寄付に関する法令を知っておいて損はない(覚えなくてもいい、知っているだけでOK)

ファンドレイザーに限らず、寄付をお願いする活動をする人であれば、視聴をおススメします。寄付のお願い=勧誘ということになるのですが、勧誘するにあたって、寄付を強制することはNGですし、寄付を何に活用するのかで嘘をつくのもNGです。すごく当たり前のことかもしれませんが、改めて「何をするとダメなのか」を法令解説してもらいながら、理解を深めるのにもってこいのセッションでした。

自分の団体ではまだ寄付行為に関する規定やポリシーを定めておらず、昨年から寄付集めにも積極的に取り組もうとし始めているので、このタイミングで「寄付勧誘ポリシー」を作成してみようと、このセッションを視聴して思い立っています。団体内で、「何のために寄付を集めるのか」「どのように勧誘していくのか」を明文化することで、寄付が集まるかどうかの前に、団体としての信頼性を向上させる一因にもなる気がしています。

クラウドファンディングだと期間限定で、目的や使途もクラファンページに明文化されるため、メンバーやステークホルダーが一致団結しやすく、広報活動も盛り上がりやすいです。日常的な寄付集めでも、目的や資金用途を明確にしておけば、団体としての軸を保ちながら、各人の判断でその場に応じた適切な寄付のお願いができるんじゃないかなと思います。

事業活動に関連した法令にも目を向ける

よっぽど新しいことに取り組まない限りは、何らかの法令やルールに該当しないということはないはずで、きっとこの記事を読んでいるみなさんの日々のお仕事も何らかの法令を遵守しながら、活動を継続しているはずです。が、あまり法令を意識しながら、自分の活動をすることはないとも思います。

ぼくが所属するNPO法人でも、いろいろな法令を守っていかなければ、違反が見つかった瞬間に活動継続が危ぶまれます。オンライン活動をしている中で、個人情報を取り扱うこともあります。居場所事業的な活動をしている中で、消防法だったり、生活衛生に関わることもあります。

それらの法令やルールを知らなくても、もしかしたら利用者さんに迷惑をかけることはないかもしれません。知らなくても活動はできる。けれど、知らなかったせいで、活動を停止しなければならない事態が起きるかもしれません。そうなると、それまでに積み重ねてきた実績はゼロに戻るかもしれませんし、何よりも社会的な信用は間違いなく下がってしまいます。

営利・非営利関係なく、社会に存在するルールは守りながら活動をしていかなければなりません。もちろんルールが形骸化している、時代に合っていないなど、不満を抱えることも少なくないと思います。ただ、だからといってルールを破りながら平然と活動をするのではなく、そのルールをどう変えていって、時代に合わせながら、自分たちの活動をしやすくしていくかも、やりがいのひとつだと捉えながら活動をしていく人がひとりでも増えていけば、社会はもっとよりよくなっていくのかもしれません。

自分もそういう活動家のひとりになっていけるよう、善処し続けます!

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