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母になるのだ...と思った日

2023年10月、お腹に新しい命が来てくれました。

そう、当時23歳の私は妊娠したのです。

※この記事は安定期に入った2024年1月のメモをもとに書いています。

今は妊娠5ヶ月。やっと安定期になりました。

妊娠発覚時は、約6年付き合った彼と同棲を始めて3ヶ月、結婚してわずか1週間ほどの出来事。子どものことを考えるのは20代後半かな?なんて呑気に過ごしていた頃です。だって、新婚ほやほや。やっとできた2人暮らしは毎日が楽しい。お仕事だって社会人2年目だし、まだまだ頑張りたいと思ってた。

だから正直、妊娠に対しては「驚き」が8割だったんです。私と夫にとって予期せぬタイミングでお腹に命が宿ったものの、産むという選択肢以外ありませんでした。

そこからは身体にどんどん変化がやってきます。まず、朝起きられない...。会社の始業時刻はam8時なので、バスと電車を使った通勤が加味するとam6時過ぎには家を出なければなりません。...だけど異常なほどに眠い。そして通勤の電車で吐き気や頭痛。さらに身に覚えのない食中毒にかかり血便まで出た。職場に到着しても1時間おきにトイレにこもって嗚咽を漏らす毎日。

大好きなカフェ巡りや読書、文章を書くことも何もやる気が起きず、休みの日は一日寝て過ごす。身体はしんどくて、でもまだ誰にも言えなくて、お仕事も頑張りたいのに頑張れなくて。たくさんトイレで泣きました。

ちなみに私は、空腹で具合が悪くなる「食べつわり」。食べるのが大好きな自分らしいな…とも思った。小さいおにぎりをたくさん作ってこまめに食べる・グミを食べる・ゼリーを食べる。体重は順調すぎるくらいに増え、人ってこんな短期間で体型変化するんだ、と感心しました。

夫はInstagramやTikTokで、一生懸命 妊婦に良い食べ物を調べて、夕ご飯を作ってくれました。仕事おわりにシュークリームをかってきてくれたし、いつもの癖で無理して会社へ行こうとする私を止めてくれることもあった。

つわり日記

つわりに耐えられず仕事を休みがちになってしまったため、早めに上司には妊娠の報告をしました。その時は自分でもなぜか分からないけど、悔しくて。上司の前で泣いた。きっと、今までたくさん無理して頑張って頑張って積み上げてきたものがココで終わるんだ、っていう感覚が強かったんだと思います。新卒入社の社員として大切に育てようとしてくれた周りの人にも申し訳なくて「(妊娠して)すみません」と言ってしまいました。

そんな私に上司は「おめでたいことだよ」と。妊娠することは悪いことではないし〇〇さん(私)にとってタイミングがちょっと違っただけで、泣くことじゃない。そう言われ、今ではお腹の子に対して「妊娠してすみません」なんて言ってしまって、本当に申し訳なかったと思っています。

夫と母子手帳をもらいに市役所へ行った日は、急に「母になるんだ…」と実感が湧きました。なんといっても「母子」手帳ですからね(私の市では「父子手帳」というものも貰えました)。なんだかふわふわした気持ちになりながら、市役所から渡された何冊もの副読本を持って家に帰ってきた記憶があります。

母になるってこんなに大変なんだ。これらを一つ一つクリアして、強い母になっていくのだ。

少し膨らんだお腹をさすりながら、「げんき?」「おーい」と呼びかける日々や、ドキドキしながら初めてマタニティマークをつけて電車に乗った時など、苦しくも愛おしく、忘れたくない母になった日々を素直に書き留めていきたいと思う。

長々となりましたが、これにて妊娠のご報告とさせていただきます。

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