楽しく聞くことが一番の近道

『営業』って聞くと、皆さんはどんな印象を持ちますか?

モノやサービスを売ること?取引先に商品の説明をすること?月ノルマの達成のためにとにかく頑張ること。色々なイメージがあると思います。どちらかというと、マイナスイメージの方が強いのでしょうか。強引な押し売りに合った方も多くいらっしゃるから、当然と言えば当然なのかもしれません。

『営業』はお客様の求めているものを一緒に見つけていくお仕事なんです。

私はこれまで、ウエディングプランナーというお仕事を通じて、お客様の当日までのお打合せ、企画提案、当日の挙式披露宴の統括、見積もりや商品手配などの事務処理など、1組のお客様の結婚式をすべて把握し動かすお仕事をしていました。その中で、私が一番成果を上げることが出来た分野が、なんと『新規接客』という、いわゆる営業のお仕事でした。ありがたいことにこの分野で成果を上げることが出来たからこそ、その企業2000人のプランナーの中からMVPを頂くこともできました。どの様に成果を上げることが出来たのか、そんなお話をちょっとずつしたらいいよと、進めてくださった方がいるので、チャレンジしてみようと思います!

ある日の新郎新婦、M様。これまで結婚式をするために、どうやら沢山の会場を回ってこられたようで、ご見学会場の数はなんと20以上!大体結婚式場のご決定にかかる見学数の平均は2.3件。それを考えると、とても長い間、悩まれているご様子。実はこういうケースのお客様ほど、聞く力がキーになると思います。

どうしてこのおふたり、Ⅿ様は20件も会場見学しなきゃいけなかったのでしょうか?おふたり共早く決めたいとおっしゃっています。もう見学はしたくないと。でも決め手に欠けてどれも選べないと。

『そもそも、おふたりはどういうご結婚式がしたいの?』

おふたりにとって、初めて出会った質問だったようです。灯台下暗しとでも言いましょうか。そもそもおふたりの結婚式、何をどうしたいのかを、お話もされていなかったそうです。なので、そのお話だけをひたすらさせていただきました。おふたりの出会い、なんでこの会場を選んでくれたのか、ご家族のお話、これからどんなご家族になっていきたいか、来ていただけるご友人のお話。話はなかなかつきません。初めて話をされているんですから、話もつきませんよね。おふたりも、相手がどう考えているか、知らないことが沢山ありました。

そして、聞いていくと、勝手におふたりで、大切な部分をお話してくれます。それを楽しみながら、私は作りましょう♡と伝え続けました。そして、今話した内容を、私と作りたい!とおっしゃって下さり、正直私の方がHAPPYな頂きました。

この様に、意外となぜ?って聞いてもらっていないお客様が、とても多くいらっしゃるんです。これから、少しづつ、実際会った例をお話ししながら、どんな質問や、アプローチで数字を作ることが出来たのか。お話をさせていただければと思っています。

ここまで読んでくれた皆様に、少しでも参考になりますように!!


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