集中力 vs 分散力
情報が大量にあふれるようになった影響か、世間では集中力の大事さが説かれるようになった。
一方で、森博嗣は『集中力はいらない』という本のなかで、集中力礼賛の風潮に警報を鳴らしている。
森博嗣によれば、人間は集中力の反対である分散思考(ここではわかりやすく分散力と呼ぶ)があるからこそ、新しいアイデアを発想できるのだという。
さて、僕としてはどうするべきか?
集中力を高める方向へ行くか、それとも分散力に賭けてみるか。
今の自分の問題は、小説などのテキストを書くことに抵抗感を抱いていること。
これは「自分を表現すること」の不安から来るものだと思う。
これを克服するために必要なのは集中力なのか、それとも分散力なのか。
なんとなくだが、「集中しよう」と意識するあまり、不安になるのではないかと思う。
一方で、映画をつけたりしながらだと、やはり進まなかったりする。
小説だけに向き合い、かつ集中しない、というのが一番いい気がする。
ゆったり文章を書いていく感じ。
集中と分散のちょうどあいだくらいが、最も精神的にいい状態なのかもしれない。
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