【#39】無料版ChatGPTの現状と所感
おはようございます!
データサイエンスを学んでいる、大学4年生のUKIです。
今日は、『無料版ChatGPTの現状と所感』というテーマでお話ししたいと思います。
ChatGPTがアップデートされた!
先日、ChatGPTが大幅アップデートされて、無料版でも使える機能が大幅に増えました。(無料版だけで使ってきた僕には、めちゃくちゃ嬉しいアップデートでした!)
アップデートの詳しい内容については、分かりやすく解説されている方が他にたくさんいると思うので、今回の記事では控えておきます。
無料版ChatGPTの実際
先日のOpenAIの発表では、「GPT-4o」「GPTs」「ブラウジング」「ファイルアップロード」「メモリ機能」「Advanced Data Analysis」など、様々な機能が無料版ユーザーでも使用できるとありました。
そこで、発表から2日経った今、現時点で「できること」と「できないこと」、「使ってみた感想」をまとめていきたいと思います。
既にできるようになったこと
5/15現在で、既にできるようになっていることが確認できたのは、「GPT-4o」「ブラウジング」「ファイルアップロード」の3つです。
まずは、「GPT-4o」の現状報告からです。
アップデートされてすぐは、「GPT-4o」が使われているのか、「GPT-3.5」が使われているのか分かりませんでした。しかし、出力結果の末尾に「モデルの変更」のようなボタンがあり、そこを選択すると、「GPT-4o」と「GPT-3.5」が選べるようになっていることに昨日気付きました。
ここでデフォルトで選択されている方が、その出力を出すのに使われているモデルだと判断できたのですが、アップデートされてからいつも通り使っていても、ほとんど常に「GPT-4o」が使われているような感じでした。(一度だけ、「制限に到達しました」という表示が出ましたが、しばらく時間を空けると、また「GPT-4o」が使われていました。)
OpenAIの発表では、「無料ユーザーには制限付きで提供する」のようなことがあった気がするのですが、今のところ、そこまで影響はなさそうな気がしています。おそらく、短時間で大量に使用すると制限にかかるのかなと思っています。
次に、「ブラウジング機能」についてです。
こちらは出力の中にリンクが貼られていて、しっかりインターネットから情報を持ってきていることが確認できました。
しかし、ブラウジング機能については、まだ使いこなせていないので、あまりメリットを享受できていない状況です。
最後に、「ファイルアップロード」についてです。
アップデート後、ファイルがアップロードできるようになっていたので、すぐに確認できました。
しかし、このファイルアップロードにも制限があって、「これ以上アップロードできません」という表示が出ました。具体的な基準は分かりませんが、これも短時間で大量に使った場合に制限にかかってしまうのかなと思います。
実際に、カオスマップを読み込ませてみて、企業名を出力してもらったところ、8割ぐらいは正しく読み取れていたのかなという印象でした。しかし、一部カオスマップにはない企業を挙げていたり、挙げるべき企業が抜けていたりしていました。
まだできないこと
5/15現在で、まだできるようになっていないことは、「GPTs」「メモリ機能」「Advanced Data Analysis」です。
まずは、「GPTs」からです。
今回のアップデートで、「無料ユーザーでもGPTsが使えるようになる!」ということで、すごく楽しみにしていたのですが、今のところ実装されていません。
モバイル版では、「Explore GPTs」というボタンが追加されていて、GPTsを見ることはできるのですが、使おうとすると、有料プランを勧められる状態です。それに対して、ブラウザ版では、そもそも「Explore GPTs」のボタンすらなく、まだGPTsは使えなさそうな状態です。
次に、「メモリ機能」についてです。
実装されているかを確認する方法が分からなかったので、この記事を参考にして、「あなたは何を覚えていますか?」というプロンプトで聞いてみました。
すると、このような回答が返ってきました。
「会話の履歴は覚えていません。」とはっきり書いてあるので、おそらくメモリ機能はまだ実装されていません。
最後に、「Advanced Data Analysis」についてです。
この機能は、Pythonでデータ分析をしてくれる機能みたいな認識をしているのですが、まだ実装はされていないみたいでした。
ファイルアップロード自体はできるようになっているので、CSVファイルを渡して、「〇〇の列を使って、ヒストグラムを作ってください。」みたいなプロンプトを投げてみたところ、グラフは作成されず、ただPythonのコードが返ってきました。
これは、アップデートがある前からできていたことなので、まだ実装されていないのかなと思います。
使ってみての感想
OpenAIの発表後、既に使えるようになっている機能と、まだ使えない機能がありましたが、ここに関しては多少の個人差があるかもしれません。
そして、GPT-4oを実際に使ってみた感想ですが、出力速度に関しては、あくまで体感速度にはなりますが、GPT-3.5の時とあまり変わらない(ちょっと速くなった?)ぐらいの印象です。
そして、出力結果の精度についてですが、あまり劇的に変わったような印象は受けませんでした。
アップデート後、使いまくったわけではないので、まだ気づいていないこともあると思いますが、今日まとめたことが無料版ChatGPTの現状です。
無料版を使っている人で、発信している人があまりいないようなので、どこかでこの記事が参考になれば幸いです。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日は、『無料版ChatGPTの現状と所感』というテーマでお話しさせていただきました。
今後も日々の活動や学び、考えていることなどを発信していくので、よろしくお願い致します。
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