今月聞いて良かった5曲(1月)

 月末が今月に終わるには少し早いけどもうあと4日ですごく良い曲に出会えたとしても気分的には2月の曲になってしまうだろうから、とりあえずもうまとめてしまおう。

OMG (NewJeans)

 新年からおそろしいものに出会ってしまった。
 ちょっと前から少しずつK-POPを聞くようにしている。踊るための曲という感じなので、聞いているだけで何言っているかわからんくてもノれるのが魅力で、気分を上げて作業したいときなどに聞いている。
 とはいえK-POPの魅力は曲単体にあるんじゃなくて、MVと合わせてのアピール全体にある。

 NewJeansのMVのうち、この「OMG」と「Ditto」で裏表の関係にある作りになっていて、深読みをさせる興味深さだけでなく、不穏さ、日常の動作の中に溶け込む踊りとかで、なめらかな演出でまで楽しませてくれる。ためしに流してみよう。MVのうち半分ほどは曲が流れない。MVなのに主役は曲ではないんじゃないかとすら考える。
 普段は曲だけしか聞かないが、NewJeansの曲はMVまで含めて何度も楽しんでいる。

 「Ditto」が好きで繰り返し聞いていた。次の曲もあのような明るいものになると思っていたのだが、夢うつつな空気がただよう曲がでてきた。夢と現実の境目が曖昧になりつつ、その曖昧になった境目を俯瞰する。不安定になっていく。自身の内側へと旅に出ていくのに惹かれる。

ソワレ(星街すいせい)

 Vの曲にはどうしても消極的な姿勢になってしまうが、良い曲もやっぱりあるし、ハッとする。星街すいせいは最近First takeにも出ていて人気の高さが伺える。
 食わず嫌いはよくないとは思いつつも触れるのは避けてしまうし、聞いてよかったと思ってもVだからという理由で意識的にプレイリストから消してしまったり流れてもスキップしてしまうのは、よくないと思わされる。

 この曲はサビで上がって上がっていくのが、夜空に輝く星々や駆けていくすい星のきらめき、美しさに打たれ驚くとともに感動する様子がありありと描かれている。
 ときどき感じるのが声の低さ、渋さ。かわいいよりも、カッコいい。
 Vtuberと聞いたときに思い浮かべるのはアイドル的な扱いをされて人気を博すものなので、同時に声が高くかわいいめの声を想像してしまうのだが、Vtuberの歌は低め渋めな女性ボーカル曲というのによく出会う。というかその出会いに驚く。

 清々しくもあり、気分も上がるため、好んで聞いている。

どうやら冬アニメの曲らしいやつ3つ

アルカンシェル(花たん)

 『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のOP曲。
 アニメ自体も10年くらい前の肌触りがあって、この曲自体にもノスタルジーをついつい感じてしまい、うるっとくる。聞こえてくる歌声も過去に触れてくる不思議な感触があり、うずく。
 Cメロを初めて聞いたときは震えた。百合アニメなのを踏まえると、歌詞に含まれる、孤独が誰かに抱き締められて解かされていくカタルシスが表現されている。こういうのはどうしても好きになってしまう。

アイワナチュー(MAISONdes feat. asmi, すりぃ)

 MAISONdesの曲はとりあえず聞いている。asmiの歌声自体が好きなので、この組み合わせは嬉しかった。
 すりぃのポップに跳ねていくリズムがasmiと相性がよくてハマる。asmiは本人が作曲しているやつよりも、他の人が書いた曲の方をついつい聞いてしまう。『PAKU』や同じMAISONdesの『ヨワネハキ』といったのを愛聴しているから、今回もいつもの同じようであるが、すりぃらしさという切り口での新しさもあり、気持ちいい。

buddy(Amber's)

 Amber'sは前々から『Desire-欲情本能-』や『アブノーマル』といった楽曲が好きで、この2曲が含まれているアルバムをよく流す。中性的なボーカルがハイトーンに歌い上げていくのが爽快。

 今回の新曲はアニメ『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』のEDらしい。平和な環境のうちの、平原の、昼間の、風が自由に吹き抜けていく様子に仮託された広々とした時の流れ。底抜けた明るさがいいですね。

終わり

 今月はいい新曲にあまり出会わなかったような気がしたが、アニメの放映が開始されているのもあって、単に覚えていないだけだったかもしれん。ジャズとかロックとか色々ジャンルを広げつつ聞いているつもりだったのに、やはりアニメ曲が3/5だったのは趣味が出ている。
 こうやって毎月上げていって新しい出会いを覚えていくのを習慣付けたい。

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