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死ぬ時に思い出したい景色



あるバンドに生活を捧げてた。遠征してライブを見て夜行バスで帰って出勤して 、なんてそんな馬鹿みたいな生活をしていた。そんな数ヶ月の中で、気負わず、楽に、純粋に楽しみにしていたライブがBEBOP!!!!だった 。

物販終了ギリギリに駆け込んでグッズを買った 。メンバーが物販にいて 、言葉を交わして 、グッズを身につけた 。
あの時の私 、とてもるんるんだったと思う 。

整理番号は遅かったのに最初から5列目とかに入れて 、開演したとたん3列目に居た 。

初めて見る Atomic Skipper はとんでもなく輝いて見えた 。聴いてはきたけど完璧に覚えてるわけじゃない 、だけどそんなのお構いなしに拳あがってしまってた 。そんな私のあげた拳を握って なきゃのちゃんが上に立ち上がったの 、あれ震えた 。私の拳を握って立って歌ってた 。なんにもないなんでもない私の拳を握って歌ってた 。あの瞬間は間違いなく私がそこにいた証であり 、あの場にいていいと思わせてくれた 。大袈裟だけど 、私生きてていいんだ とさえ思った 。たくさんの拳の中から私を選んでくれたのもまぐれだけどそれさえ嬉しい思い出 。

そして Bye-Bye-Handの方程式 、この日私が1番心奪われたバンド 。下手にいたのに視線は確実にギターに持っていかれてたし 、泰輝くんの言葉一つ一つがとても良かった 。 "ジュウブンノサン" はこの日から私が1番好きな歌 。この曲を歌ってる泰輝くんはとにかく愛らしいし 、茅津くんのギターもとっても好き。

一語一句覚えられてる訳じゃないけど 、バイハンの曲をお守りみたいに持っていて欲しい(ニュアンス) って内容のMCをしていて 。その時の私にとってその言葉はとても暖かくて 、あ、このバンド好きだな 、と 、何故か涙がこぼれたりした記憶 。あと物凄く楽しそうだった 、みんななんかキラキラしてた 、幸せそうだった 。素敵なバンドだなって思った 。


Arakezuri はいつまでもいつでも私のヒーロー 、何度も救っていただいてる 。Arakezuriの前でしか出ないあの涙なんなんですか 。しゅんまくんの言う 大丈夫 はなんであんなに大丈夫だと思えるんですか 。この日もお決まりの大号泣で 、心が浄化されました 。

Organic Call は最初に言ったあるバンドのおかげで知り合えたバンド 。Organic Call の音楽はいつも暖かい 。この日もたくさんの温もりに溢れてた 。

en はみんな出てきて ムーブメント でワチャワチャして 、そんな姿も4バンドまるっと愛らしかった 。
個々のバンドに出会えたことももちろんそうだけど 、この  BEBOP!!!! に出会えたことが本当に嬉しい 。


これが 私 と バイハン の出会いの日 。
始まりの日 。









始まりの日を載せてしまったら 、なんだ最近じゃん 、全然じゃん って思う人もきっといるし 。もっと早くに出会っていたかった なんて思う日もやっぱりある 。
だけど 、この日だったから私はバイハンに出会えて好きになれたと思うし 、この日がなかったら今の私はない。だからこれが正解だと思うし 、これからずっと正解にし続けるんだ 。

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