耕すという文化的営みについて
文化は耕すことで育まれる。
耕している私たちも、同時に生まれていく。
※このnoteは、Podcast番組「漫画とうごめき」で語っている言論部分を文章化したものです。漫画とうごめき本編は、最下段のリンクからどうぞ。
制作と耕作はリンクしている。
自己の閉じられた世界観に見えたイメージを表現する。
この世に表出する。
それは制作。
土を耕し、肥料を入れ、作物が育つように土壌を作る。
作物を食べ、私たちを生成する。
それは耕作。
制作を行い表現するということは、開くということだ。
開くと摩擦が生まれる。
開く過程においても摩擦が生まれる。
考えるきっかけになる。
共に考えることで、新たな私が生成される。
制作における私たちの生成は耕作に近い。
私たちは耕すと同時に、耕されている。
私たちはつくると同時に、つくられている。
制作と耕作による営み。
私たちの生成は、やがて文化となる。
耕すとは、文化を生みだすこと。
カルティベイト(耕す)とカルチャー(文化)。
この2つの言葉は、語源を共にしている。
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