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「CEO&社長としての自身の経験を通して、次の世代のリーダーたちに渡せるものがあるはず」【mento登録コーチインタビュー :田中一行】

田中一行プロフィール
国立大学 工学部高分子化学科を卒業後、1977年、大手化学会社に入社。
一般社員から大手化学会社のCEO&社長を経て、取締役会長を経験。
自身も社長時代よりエグゼクティブ・コーチをつけ意思決定に活用していた経験から、この効果を若い人達に伝えたい、共有したいと思い、コーチになる事を決意。
企業内の一般社員から管理職まで、200時間以上のコーチングを幅広く経験している。

社長時代コーチングの魅力を体感し、これは社員にも必要だと感じた

ーーコーチングを始めたきっかけを教えてください

田中:CEO&社長に就任してから、エグゼクティブコーチを依頼して伴走していただいていました。経営施策や自分の今の考えをまとめるなどコーチに伴走してもらい、これはとてもいいなぁと思って。この有効性を広く知ってほしいと、社内でコーチ育成プログラムを導入しました。今では1500~1600人くらいの社内コーチがいます。

その後会長就任をきっかけに、自分自身もコーチングの勉強をしようと思い立ったんです。
育成は進めてきたけれど、私自身は勉強をしたことがなかったので、彼らはどんなことを指導されているのか気になりまして。

ーーmentoに登録した経緯を教えてください

田中:本年の春にプロフェッショナルコーチの認定を取得したんです。
これまでは社内の部課長や事業部長、経営層を相手にコーチングをしてきましたが、プロフェッショナルコーチの認定をとったことをきっかけに、社内だけに留まらず外部の人たちにもコーチングをしてみたいと思い、mentoに登録しました。

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組織内でのキャリア形成こそ、コーチングが有効

ーー田中さんがコーチングしたいのはどんな人ですか?

田中:具体的にターゲットを絞るとしたら管理職になりたての人ですね。
管理職は管理職としてのスキルを身につけないといけない。そこのサポートができたらいいな、と。リクエストに応じて、アドバイスや提案も含むメンタリング的なアプローチも可能です。私のこれまでの経験をぜひ皆さんに活かして欲しいと思っています。

今後社内でどうやってキャリアを築いていくか迷っている方や、管理職の方が部下と上司の間で組織にどのように貢献していけばいいのかという迷いに伴走していきたいと考えています。組織の中でどのように成長していくのか、自分自身をアピールしていくのか、こういったところもポイントだと思います。


ーー特に将来的に会社を経営したい方は、経営者の方だったり経営を経験してきた方をコーチにしたいってニーズも一定あるかなと思うんですが、そのような方はいかがでしょうか?

田中:そうですね。もちろんその様なニーズにも応えていきたいです。
クライアントの中には若くして会社経営に携わっている方もいらっしゃるのでお渡しできるものも多いんじゃないかなと思いますね。

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工場勤務から管理職を経て、今がある。
そんな自分だからコーチとして渡せるものがある。

ーー管理職の方はどういったポイントでつまづくことが多いんでしょうか?田中:陥りやすいのはチームメンバーを数字でコントロールしようとしてしまうこと。
今期の営業数字はこれだから、これに向けて頑張っていこうぜみたいな。
でもその数字って部下にとっては「私にとって何の意味があるんだろう?」って思うわけですよ。そこをきちんとマネージメントがアピールしないと部下がついて来てくれない。営業数字だけを負わせるのではなくて、それを達成することによって会社としての成長と個人の成長をきちんと伝えてあげることが大事。

管理職は自分1人の仕事をしていればいいわけではないですから、チームのメンバーと一緒に働いて、その上で成果をあげるってその発想がまず一つですよね。管理管理というよりはチームのモチベーションを上げてどうやってチームを引っ張っていくかって、モチベーションコントロールですよね。


ーー会社で働いてるからこそ組織の中で、チームで成果をあげるってミッションを課されているわけじゃないですか。そこにつまづく人は絶対いますよね。

田中:そうね。やっぱり予算はこれです、だからこれに向けて頑張っていこうぜみたいな。そういうことじゃなくて。会社が目指すのはこれで、我々のチームとしてはここの部分を担おうじゃないかと。会社の中のここについては我々がプロフェッショナルになろう、と。そういうモチベーションを高めるアプローチが必要だと思いますね。

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「本当に正しいのか?」
立ち返るきっかけをくれたコーチの問いかけ

ーーご自身がエグゼクティブコーチを付けて、よかったポイントはありますか?

田中:自分自身で考える時間が持てたことですかね。
1人で考えていると何か問題が発生したときにすぐに問題解決しようかとそういうアプローチに陥りやすいんです。しかしコーチがいると、セッションの中で「そもそもそれは…」みたいな質問をしてくれますよね。自分の価値観と合致させるとか、目的とすることは何かとか。その結果、単純に生じた問題に対する対策を考えるだけじゃなくって根本から考えるきっかけになる、とそんな経験ができたのが自分にとってコーチをつけてよかった経験ですね。


ーーコーチの存在って田中さんにとってはどんな価値がありました?

田中:やはり会社が大きかった分、幹部メンバーにそれぞれの部門を任せてるので利害関係も出てくるわけですよね。「我が部署としてはそれはまずいよ」とかね。
その点コーチは利害関係がないので全社視点で意思決定をするときは、適度な距離感にいてくれる第三者という存在で有り難かったですね。

もう利害関係ないから「田中さんのそれって本当に正しいんですか?」みたいな質問も来ますよね。そんな真正面から本当に正しいんですかって言われてちょっと待っててなりますよね。笑
会社の中ではね、そんなことなかなか言われないじゃないですか。


ーー目の前のことに精一杯になってる時に「そもそもそれって…」って質問をされるっていうのが、一度立ち止まって考えるきっかけになってたんですね。

田中:視野を広げるとか、振り返るみたいなそういう時間でしたね。それって経営者だけじゃなくてチーム内でもそうだと思うんですよね。なかなかマネージメントに「それってそもそもどうなの?」って聞いて来る人っていない。コーチングの時間を立ち止まって考えるきっかけにしてもらえたらと思いますね。

自身との対話を通して、思考のヒントを渡したい

ーー田中さんのコーチングを受けていただくことで、どうなって欲しいと思いますか?

田中:自分自身で考えられるようになって欲しいなと思いますね。
コーチングを通して、自分自身の思考の癖だったり、自分に合った思考法を身につけてもらう。そうすれば何か問題が発生した時も、まず自分のその思考法に照らし合わせてみて、どのアプローチで対処すべきか客観的に考えられるわけですよね。そのヒントを提供したいと思っています。

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パーソナル・コーチングサービス『mento』では、田中一行コーチの体験セッションを¥5,500(税込)/60分〜お試しいただけます。

お申込はこちら↓↓↓
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ステップ1:mentoに会員登録して事前アンケートに回答
ステップ2:ログイン後、もう一度上記URLをクリックいただくと田中一行コーチの詳しいプロフィールがご覧いただけます

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ライター・カメラマン:みえだ舞子
1994年生まれ。埼玉県出身。
大学時代より舞台制作者として活動し、
小劇場を中心に演劇やミュージカルを制作。
その後転職エージェントのキャリアアドバイザー、複業会社員を経て
現在は複業フリーランスとして活動。
埋もれている才能に光を充て、その人の魅力を引き出す撮影や
インタビュー執筆を得意としている。

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