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2021.5/30 ワークショップレポート・辻野恵子

【オノマトペ】を共有したこと
自分では思いつかないオノマトペだったのが、よかった。グループの中で「もかもか」のイメージを話し合った時、「もかもか」は暖色の色、「も」はもっちゃりしてる、暖かいいろ、「か」はとんがり系など、共通点がわりにあって驚いた。

【触覚】をたよりに素材を探す!
アイマスクをしたまま、素材探しをした。色がなく、質感と感触、形で決める。いつもはなかなか決められない私が、迷いがほぼなく、数点の「モカモカ」をすぐに選んだ。

制作のことこれもアイマスクをしたまま、制作した。触ると「これはここ」という思いが、とてもはっきり出てくる。ふだん、色と触感にこだわりがあるので、1つしかないと迷わないのかなと思った。自分でも驚くほど、メンバーに「これはここ」と主張していた。「強硬すぎかな」とも思っていた。でも案外、ここも3人で共通している感覚があった。目の見えているかわなべさんに、伝えて、やってもらった。王様のようだ!アイマスクをしていると、やる気はあるのに眠たくなったり。目が見えないと作業できないと決め込んでいたが、光島さんはスッと「こんなん作りました」と、やさしい手触りの「ソフトクリームちゃん」(勝手に命名)を作っていた。完成後、アイマスクを外してみたら、色が飛び込んできて、全然違うものに見えた!二度美味しい感じ。

鑑賞のこと
1、2、3グループごとに作品を【触覚】と【視覚】で感じたこと

1の触っただけの時と、下で動かしてもらった時の感じが、違っていた。動きと下の触感が重なるのは、少しずれて面白い。頭の動く人など、動きがある「もかもか」が、新鮮だった。

3 箱の中にきちんと収まっているのが、お中元みたいだった。「お届けは「もかもか」です」なんて素敵かもしれない。目を閉じて触れると、しっかりした大きなものがたくさんあり、安心してぐちゃぐちゃ触った。外側の箱がよく揉まれていて気持ちよかった。面白かったのは、目を閉じて触れると「びん」だとわかっていても、触感が先にくるので、「びん」という名前が頭に出てこないで、ツルツルを楽しめた。びんとなにかの間や、布と箱の間など、隙間の空間に手を差し込みたくなったりもした。目を開けると、「びんがある」感覚が強くなり、びんに触れたくなり、隙間の空間を見つける感覚が薄くなる感じがした。

出来上がったものに名称をつける  私たちの作品「ピーさん」

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