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B1 第6節 GAME1 Bリーグ2023-24 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ VS 群馬クレインサンダーズ


11/4    オープンハウスアリーナ太田


⭕️注目ポイント 


前節宇都宮に連敗の名古屋。これ以上連敗を続ける訳にはいかない。GAME1は絶対に落とせない。
群馬は怪我人が多くチーム状況が厳しい。しかし爆発力のあるオフェンスチームなので、勢いに乗せると怖い。
今日は宇都宮のディフェンスのような強烈な圧力で群馬に対峙したい。

⭕️試合結果

67-76

9点差での負け。

シュート確率
2pt 19/41 46.3%
3pt 7/31 22.6%

ペイント内の得点
28-46

ターンオーバー
19-14

ポイントフロームターンオーバー
9-26

もっと点差が離れてもおかしくないスタッツ。

⭕️注目選手

・齋藤


16得点6アシストで貢献したが、こういうチームが苦しい時は、もっと点を取ってもいい。特に4Q。
今シーズンはパスミスが気になる。
また、以前は得意にしていたフローターが決まらない&打たない事が気にかかる。

・レイパークスジュニア


今日はシュートが入らない。フィールドゴールが0/7
そのせいかプレイタイムも短く、ディフェンスでも存在感が出せなかった。
明日のカムバックに期待。

・スミス


前節とは違ってファウルトラブルは回避できたが、強みを活かせないまま消されてしまった。
得意なエリアでボールを持つ機会が少なかった。
群馬のディフェンスのヘルプがお見事。

・フランクス


シュートタッチが良くなかったのが課題だが、アシスト5は立派。
できれば不調の時に、インサイドで強引にねじ込む得点が欲しい。

・ソアレス


17得点と14リバウンドで貢献。
特に4Qの活躍は良かった。これを継続できれば勝利に繋がる。
あとはスリーポイントの確率上げる事。
少しずつ連携は良くなってはいるので、ターンオーバーを減らしたい。

・須田


スリーポイントの確率は上がらなかったが、カッティングからのゴール下の得点シーンがる2回あったのが好材料。
スリーポイントに加えて、2ポイントの得点が増える事で、スリーポイントシュートも打ちやすくなる。

⭕️試合内容


・1Q


お互いに立ち上がりはシュートタッチが良くない。そしてディフェンスを崩せない。
どちらも早い時間帯でメンバーチェンジをしてきて、スコアが動き出した。
どちらも譲らず拮抗した展開だが、名古屋はスリーポイントシュートと、レイパークスジュニアのドライブからのシュートが外れているので、ここが入ればリードを奪える惜しい内容。
群馬もシュートが入らないためロースコアの進行。
ローポストでの野本のポストプレイに対するソアレスのディフェンスはいかん。
油断しているとしか思えない。バスケットカウントを決められて、先行を許した。
スリーポイントシュートが入らず、さらにいきなりターンオーバー6というミスが目立つ内容。
15-17

・2Q


名古屋は菊池、群馬はマーフィーがコートに。先発のビッグマンを休ませる時間帯。ここでは名古屋が上回り逆転。群馬にタイムアウトを取らせた。
菊池のオフェンスリバウンドからの華麗なシュートの時点では完全に名古屋ムード。
しかしターンオーバーで得点チャンスを逃して、辻にスリーポイントを決められて振り出しに戻る。
そして、名古屋は連携がうまく行かずにタフショットが多くなり、群馬は逆に辻を起点に連携がスムーズになり、速攻も出て逆転、さらにリードを広げられた。
スミスには素早いヘルプでダブルチームで守られて封じられている。
スミスありのビッグラインナップを投入するが、その後も名古屋はミスが続く。
点差が9点まで開いたところで、名古屋がタイムアウト。
スミスに代えてソアレスを入れてビッグラインナップを継続。
なかなか効果を発揮できないが、ディフェンスで粘りを見せて、最後のポゼッションで齋藤を入れる。
これがあたり、齋藤がブザービーターでディープスリーを決めて何とか繋いだ。
31-37

・3Q


膠着状態に入り、どちらも決定打を打てないまま時間が過ぎていく。
こういう時に、伊藤にアウトサイドシュートがあれば、と思ってしまう。
中盤、群馬のマーフィーが出てきて、そこに対してソアレス、フランクスが攻守で優勢に戦えることで、徐々に点差を詰めてきた。
3点差まできたが、メンバーチェンジでジョーンズやフリッピンらが入ると、またジリジリ点差が広がる。
名古屋は佐藤が入り、ディフェンスでいい働きをしてリズムがよくなり、最後は4点様で詰めた。
このQはスリーポイントシュートが確率良く決まったことで、優位に戦えた。
50-54

・4Q


佐藤のディフェンスの戻りの速さで群馬の速攻を潰して、ファウルをもらってフリースローで2点差。
名古屋に流れが来たところで、次のポゼッションでスミスのインサイド勝負。しかし、群馬は4人がかりで潰しに来た。結局これはターンオーバーになる。明らかにインサイドにディフェンスが寄って、アウトサイドでフリーの選手がいる状況でスミスにボールを入れた時点でミス。状況判断が出来ていない。
また群馬にいい流れがきて点差を広げられてしまう。
スペーシングと状況判断、連携がイマイチ噛み合わない名古屋。
フランクスがアシストに回ってパスを供給する事で、流れが良くなってきた。
点差を戻して中盤を迎える。
オフィシャルタイムアウト前に、ここまで全くあたっていない群馬の並里がスリーポイントシュートを決めて、7点差に。
名古屋はソアレスのシュートタッチがかなり良くなってきた。連続で得点を決めてチームを牽引する。
残り時間3分で2点差。流れとしては名古屋に来ている。
ここで群馬はターズスキーがジャンパーーを確実に決めて、フランクスのレイアップを八村がヘルプでブロックショット。ジョーンズが1on1で簡単にレイアップを決めるという、一方的な攻防になってしまった。あっという間に6点差。速攻だったため、マークマンがミスマッチになり、ポジショニングを上手く取られてヘルプが入れなくされていた。群馬は速攻が本当にうまい。
タイムアウトで流れを切るが、好調だった齋藤のシュートが入らず、フランクスのスリーポイントも入らず。
点差は6点で残り時間1分。
群馬はエースのジョーンズにボールを集めて、確実に得点を決めるエース。
追い詰められたポゼッションで名古屋はターンオーバーで終わる。
最後さファウルゲームで時間を止めて、9点差で終了。
67-76

⭕️総評

群馬は2ポイントチーム。あからさまなシュート比率。
1番の強みはスティールからの速攻。
明日はここをきちんとアジャストしたい。

名古屋はパスをしようとボールを持った後に、パスコースがなくなり、苦し紛れのパスをスティールされての速攻というケースが多すぎる。
そしてパスの出し手と受け手の意思疎通が出来ていないケースも非常に多い。
時間が解決すると思っていたが、想像以上に深刻に見える。

そしてスペーシングが悪い点も気になる。これも意思疎通の問題なのか、動きが重なって密集する事がある。
そしてフリーの味方にパスを供給できていない。

ターンオーバーがこれだけ多くて、シュート確率がこれだけ悪くて、重要なハンドラーのレイパークスジュニアが絶不調で、終始スミスを潰されて、それでも、最後まで競り合った事は評価できる。
しかし勝負所で結局点差を離されての終わり方は残念で、力負けのようにも見える。

これで3連敗なので、明日は勝つしかなくなった。もはや内容を重視する余裕はない。4連敗すれば、優勝争いから脱落しかねない。とにかく勝つ。
この3連敗は全て4Qで負けているのも深刻。1番大事な4Qでチームの真価が問われる。

⭕️余談

バスケットLIVEの映像だと、オープンハウスアリーナは客席の色が映らない。
コートを映えさせるアリーナ。

スリーポイントシュートの試投数が
直近4試合で増加傾向。
試合数が少ないのでまだなんとも言えないが、何か意味があるのか。

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