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14節 GAME1  名古屋ダイヤモンドドルフィンズ VS 三遠ネオフェニックス12/28

豊橋市総合体育館
スターター
名古屋
齋藤、須田、レイパークス、クラーク、ンドゥール

三遠
佐々木、細川、ラベナ、ヒックス、オクイン

オクインが加入した新生三遠。愛知県のライバルチームに対して、しっかりと勝っておきたい対戦。

1Q
お互いにシュートが決まる立ち上がり。
まずは、審判の細川のファウルの判定に対する大野篤HCのリアクションが怖い。千葉時代からそうだが威圧感が半端ない。日本人HCで1番恐ろしい気がする。
これで空気が変わったのか、今度はシュートが入らなくなってきた。
名古屋の3ポイントが入らず、三遠が連続で3ポイントを決めて、6-13
名古屋タイムアウト。
そこで修正できた名古屋。齋藤とクラークの3ポイントで12-13まで戻した。
そしてハイスコアゲームになりそうな展開。点の取り合いの様相。
金丸が足を捻って立ち上がれないアクシデント。最もプレイを見たい日本人選手の1人なので残念。23-21
怪我、アンスポ、テクニカルファウルと荒れ模様の展開。
ラベナ、細川を中心に三遠の3ポイント攻勢が決まり、名古屋は追いかける状況。25-32

2Q
立ち上がり、お互いに得点できずに1分半我慢の攻防が続いたが、最初の得点は三遠のゴール下。やはり名古屋は先手を取られる展開。
ここまでの試合経過を見ると、シュート確率の差がそのまま点差に繋がっている。互角の攻防をしているが、確率で三遠が圧倒している。30-40
10点差ついたところで名古屋タイムアウト。
しかし流れは変わらず。三遠のシュートがよく入る。30-46でオフィシャルタイムアウト。
しかし三遠のオフェンスを止められない。マークのズレを作られて、シュートは高確率で入る。19点差まで開いて32-51
そこからディフェンスで踏ん張り、三遠の得点を止め出したところで、三遠がタイムアウト。36-51
このタイムアウトで流れは切られた。オクインのブロックショットを連続でくらう。オクインは派手さはないが、手首だけに集中して力を入れて、狙いすまして叩いている印象。柔らかいブロックショット。オクインのディフェンスで流れを持っていかれる。
最後も細川のブザービータースリーが決まり、36-54
前半は完全に三遠ペース。

3Q
名古屋の先制パンチが決まったが、次のパンチは佐々木のスピードで空振りになった。
徐々に三遠ペースに戻っていき、最大22点差まで開いてしまった。やはりシュート確率の差が大きい。
しかしそこから名古屋の反撃開始。前からのディフェンスで三遠のオフェンスを寸断することに成功。そうすると、オフェンスでもシュートが入り出して、リズムが一気に変わった。あっという間に6点差まで縮める。
その流れを切ったのは、佐々木、オクイン。三遠も少しやり返して点差を広げて終了。61-73

4Q
5分間は一進一退の攻防が続く。
名古屋もツーガードの時間帯を作ったり、色々と手を打っているが、点差を詰めるまでには至らず。またシュートが落ち出した。ディフェンスである程度粘れているこの時間帯に、本当は追いつかなければいけないのだが。
また三遠のシュートが入り出せば苦しくなる。
勝負所で名古屋はシュート確率が戻らない。そこで、三遠は細川の連続3ポイントが決まり、さらに点差は開く展開。残り時間から考えて、この時間帯の攻防が決定打になったように思う。まだ追いつくのに不可能な点差ではないが、三遠のシュート確率からすると止め続けるのは難しい。
残り時間2分のところで名古屋はメンバーを落として終戦。80-94

とにかく名古屋はシュートが入らなかった。フリーの場面でもかなり確率が悪く、3Qの5分間くらいしか復調しなかった。これでは勝てない。
三遠は、とにかく細川の脅威的な確率の3ポイントにつきる。ここまで入ると名古屋は苦しかった。また、チーム全体的に確率が良く、点の取り合いに持ち込むしかない展開になった。
試合を通して見た印象。
三遠は怪我人が多く、手薄な陣容だが、スタメン5人が揃うとかなりの強さ。このメンバーの時間帯は崩れない。
名古屋のフロントコートからのプレッシャーディフェンスには、佐々木がいれば対応できていた。逆に佐々木がいない時間帯は名古屋のディフェンスが優位に立てていたが。佐々木がキーポイントだったように思う。
そしてオクインがかなり効果的だった。ディフェンスも強く、シュートも確率良く決めて、パスも配給する。起点になっていた。
そこにラベナのドライブとフィジカル。ヒックスの得点能力が武器になっていた。
メンバー交代の中で、名古屋は優位に立つべき時間帯に、シュート確率が悪くてチャンスを逃していた。上手く噛み合っていたのは3Qのみ。三遠としてはタイムシェアもしながら上手く展開できた形。結果として3ポイント確率がそのまま点差になった試合でした。

例えば千葉などは前半の出来が悪くても、今日のようなる試合展開で、4Qに追いつく、という試合に持って行く。そこに名古屋の課題はあるように思う。まだ千葉には追いつけていない。


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