チャンピオンシップ  Quarter Final GAME2 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ VS 琉球ゴールデンキングス 5/13


沖縄アリーナ

ウィリアムズのアクシデントも、ンドゥールが頑張り善戦したが、あと一歩及ばず初戦は敗戦。
そして張本とエサトンが負傷離脱。
追い詰められた名古屋。

スターター
名古屋
坂本、須田、中東、クラーク、ンドゥール
琉球
岸本、小野寺、今村、ダンカン、クーリー

1Q
名古屋のディフェンスはスタートから2-3ゾーン。かまわずインサイドのクーリーにボールを入れてくるが、シュートが外れてリバウンドの際にクーリーのトラベリング。
オフェンスはスペインピックから。ビッグマンのマークをスイッチさせて、クーリーをクラークが攻める形に。ンドゥールに対してダンカンがファウル。
そしてクラークがハンドリングするが、中東にハンドオフできず、ンドゥールへパス。ハイポストでジャンパーを決める。やはりクーリーを外に連れ出して攻めるポイントにしている。
そして前から坂本と中東のプレス。ミスを誘いスティール。走り込んだンドゥールが得点。
さらに前からプレスをかけるが、ボールを繋がれてゴール下のクーリーへ。おしくも6-0のラン再現はならず、4-2。
そして坂本のドライブは岸本に対応されてオフェンスチャージング。
琉球は今村のオフェンス。名古屋はスリーポイントシュート。ともに決まらず数ポゼッション経過。序盤の主導権を握るのはどちらか。
こういう場面で力を発揮するのが、クーリーのオフェンスリバウンド。岸本のシュートをきっちり回収。4-4。
残り時間7分26秒。これでいつもの琉球がペースを握るのか。
小競り合いで須田を押したダンカンが早くもファウル2つめ。
ハイポストでンドゥールがジャンパーを決める。ンドゥールの動きがいい。シュートタッチがこのまま継続するなら、今日のオフェンスのファーストオプションはンドゥールでもいいかもしれない。
残り時間6分17秒。坂本に代えて齋藤。
琉球に勝つためには、齋藤のオフェンス力が必須。どこまで調子を上げているか。
名古屋が2-3ゾーンを見せたところで、今村のディープスリー。シュートタッチが良く、自信がみなぎっている。
6-9。
名古屋はPnRから連携ミスをついてンドゥールがダンク。8-9。
岸本のスリーでアリーナが盛り上がるが、ここまで大人しいクラークにディフェンスをスイッチさせて小野寺と1on1。確実にバンクショットを沈める。
5分経過して10-12。
琉球はここでもクーリーのオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスポイント。名古屋も厳しいディフェンスが出来ていて、シュートが外れているだけにダメージがある。10-14。
ンドゥールがブロックショットの際に、背中から落下してヒヤリとしたが、大丈夫な様子。
再会して名古屋のオフェンス。須田がハンドオフでボールを持ち、反対サイドの齋藤へパス。皆が流動的に動いてンドゥールがピックに。そのままダイブするンドゥールにパスが通りダンク。美しい完全な崩し。しかもこの間に各所でオフボールスクリーンがかけられてマークのズレを作っている。須田とクラークもアウトサイドでフリーになっている完璧な崩しだった。
12-14。残り時間4分。
琉球はダーラムを起点にオフェンスを展開。スイッチのローテーションを素早く対応し、ダーラムのパスミス。
流れを琉球に渡す前に引き戻した。
名古屋は中東に代えて伊藤。ダブルガード体制。
オフェンスはまたも齋藤とクラークのPnRから崩してゴール下のンドゥールへ。連続得点かと思いきや、クーリーの体に当てられシュートが外れる。ノーファウルの判定。
反転して今村のアーリーオフェンスのスリーポイントが決まる。
12-17。
嫌な展開になったところで、ダーラムのスティール。ゴール下のもつれから須田のリバウンドをもぎ取ったクーリーの得点で12-19。
このQの勝負所が来た。
残り時間2分を切ってファウルのンドゥールが休憩。オンザコート1で中東が戻る。ゾーンディフェンスでどこまで凌げるか。
渡邉のオフェンスリバウンドでやられた。コーのパスの展開も素早く、牧のスリーポイントも決まり、14-24で名古屋タイムアウト。残り時間1分。
コーにスリーポイントも決められてさらに得点を許すが、クラークが1on1でファウルをもらいフリースローで加点。
16-27。これで終わるかと思われたが、最後にダーラムがプルアップスリーを決めて16-30。
重いパンチを喰らわされた1Qになった。

2Q
点差を詰められないまま残り時間5分を切る。タイムアウトも使い切って、27-42。
ンドゥールのシュートタッチは好調のまま。ダーラムとのマッチアップから華麗にジャンパー。
29-42。何とか1桁点差に詰めたい場面。攻防が続いてお互いシュートが外れる。ここで岸本とのミスマッチをついて中東のゴール下が決まり、31-42。後一歩まで迫ってきた。
この重要な局面で、琉球は今村のスリーポイント。31-45。残り時間3分。重すぎる一撃。そして、さらに今村の連続スリーで、31-48。
残り時間2分。
ここで躍動したのはまたもダーラム。パワーと機動力で連続得点。
名古屋の最後のオフェンスは、クラークに。スイッチさせてクーリーを誘い出すが、岸本がダブルチームを仕掛けてきて解消。オフェンスファウルも取られて不発。
33-52。さらに点差を広げられてしまった。

3Q
スクリーンの際にダンカンが3つめのファウル。ここのファウルトラブルだけが琉球の弱み。このQのうちに4つめを誘うか、クーリーかダーラムの消耗を強いるか。チャンスは今の所そこにしか見出せず。
そして、名古屋が優位に立っているのは、斎藤が絡んだPnRと、ンドゥールの機動力とシュートタッチ、クラークの得点力。これは全てを最大限に成功させないと点差を詰めるのは難しい。
琉球はこの得点差なので、時間をしっかり使ってオフェンスを組み立てる。これによって逆にリズムを狂わせる事ができれば流れは変わるが。
ンドゥールと中東の上手いシュートで少し点差を縮めて、39-56。残り時間7分30秒。
少し停滞していた琉球のオフェンスは、今村のキャッチアンドシュートのスリーポイントで動き出す。39-59。
名古屋は激しいディフェンスでプレッシャーをかけるが、琉球も引かずに応戦。残り時間5分で、43-63。
琉球はセカンドユニットも調子がいい。牧のスリーポイントなどで加点していく。
名古屋はンドゥールとクラークが、何とか繋ぐ。残り時間3分30秒で45-66。
伊藤がハンドラーでスペインピック。琉球はコー、ダーラム、渡邉の連携が崩れてフリーで伊藤のレイアップ。
47-66。こういうミスをきっかけにしたい。
そして中務がスティール。さらに中務がスリーポイント!ベテランの見事なプレイ。50-66。やっと点差を縮めてきた。残り時間2分30秒。
勝負を仕掛ける名古屋。だが、コーが個人技で打開してしまう。
鋭いドライブと跳躍、ゴール下に切り込んでのパス。セカンドユニットがさらにスタメンよりも破壊力があるのは強すぎる。8人で回す名古屋は体力が削られていく。
そのまま50-73まで点差が広がった。

4Q
ここから逆転は奇跡が起きない限り難しい。まずは意地を見せるために点差を詰めたい。負ければシーズン終了なので、今のメンバーで集大成を見せてほしい。

まずは坂本。パックカットとスリーポイントの連続得点。55-73。
最初の2分は名古屋ペース。
着実に時間を消化する琉球。リズムは悪くシュート確率は良くない。残り時間6分で、60-77。
ここでダンカンが4つめのファウル。
さらに中東がスティールから得点して62-77。残り時間5分19秒で琉球タイムアウト。このQここまでのスコアが12-4。このままのペースで行くと終盤1桁点差に突入してしまうので、さすがに手を打ってきた。
名古屋は残り時間3分までに1桁にすればチャンスが生まれる。
タイムアウト明け、琉球のオフェンスを凌いだ。最後はコーがドフリーになってしまうが、スリーポイントが外れてくれた。
名古屋ほ齋藤が個人技で得点して64-77でオフィシャルタイムアウト。残り時間4分50秒。ここから琉球はスイッチを入れ直してくるではず。ここからが勝負。
体力がない名古屋がどこまで集中し続けられるか。
ウィリアムズがベンチで声をかけるシーンが胸熱。
名古屋は、齋藤、坂本、中東、須田、クラークのスモールラインナップ。
琉球が冷静にボールを回して、ミスマッチになったクーリーのゴール下で得点。64-79。
さらに粘りのディフェンスを見せるが、ゴール下でダーラムにいいポジションを取られてクラークがファウル。カウントワンスローも決まって64-82。残り時間4分。坂本に変わってンドゥールin。
ここで、この日やっと須田のスリーポイントが決まり67-82。
琉球はダーラムがオフェンスリバウンドから得点で67-84。
名古屋は中東が時間を使わずにスリーポイントを決めて70-84。残り時間2分30秒。
残り時間1分52秒。今村のファウルでチームファウルが5つに。琉球がタイムアウト。試合を落ち着かせるタイムに。
名古屋、斎藤のスリーポイントは外れるが、ンドゥールがオフェンスリバウンド回収。クラークがスリーポイントを決める。73-84。残り時間1分35秒。
ダーラムがマッチアップした須田から上手くファウルを貰いに行ってフリースロー2本。73-86。
齋藤のスリーが外れるが、自分でリバウンドを取って繋いで、ンドゥールがファウルをもらう。フリースロー2本で75-86。残り時間51秒。
ファウルゲームに行き、今村がフリースロー2本決めて、75-88。
すぐに須田がスリーポイントを打ち、これが決まって78-88。残り40秒。
ファウルゲームでダーラムのフリースロー。きちんと2本決まる。78-90。
名古屋タイムアウト。残り38秒。
時間を使わずにスリーを打つセットを確認か。
クーリーに手を出されてセットが崩れてしまったが、オフェンスリバウンドからンドゥールがボールを繋いで、またまた須田のスリーポイント。81-90。残り24秒。
ファウルから、クーリーがフリースローを2本決めて81-92。
名古屋タイムアウト。残り20秒。最後まで意地を見せて全力を尽くしている。
琉球はフリースローを外さないのは見事。いくつか外していれば、奇跡がチラつく点差だった。
最後は琉球にしっかりと守られてマークのズレを作れず。
81-92で終了。

これでシーズン終戦。またしても怪我に苦しめられたシーズンになりました。それでもレギュラーシーズンは怪我人続出でも乗り越えて勝ち続けたのは見事。
琉球とのQuarter Finalは GAME1は終盤までは勝ち試合。逆転劇はとにかく琉球が強かったというしかない。
次のシーズンこそ、さらに上へ。


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