「大学授業一歩前」さまに寄稿しました
noteを書いていた恩恵というべきでしょうか。
不肖私ではございますが、このたびご依頼を賜り、以下の通りご寄稿申し上げました。果たして私が書き上げた内容はともかくといたしまして、ご依頼を賜ったこと自体が光栄でした。この場を借りて御礼申し上げます。
「第100講」が白水社さんで、その次、第101講が自分だったということも、大変光栄に思います。白水社さんですよ。あのみんな大好きな、白水社。
リンク先ですが、自分なりのよそ行きの文章でございます。
実際はこんなに意識高くないです(いや、意識高い文章なのかどうなのか?)。ツイッターなり、ここの文章なりを読んでもらえばすぐおわかりいただけるとは思うのですが。
いくつかリンク先の記事について補足を。
(1) トップ写真は私のほうから申し出て、提供させてもらいました。アンカラ市内中心部、クズライ地区にある公園の広場です。待ち合わせ場所として知られています。ドルムシュ(乗り合いバス)の発着所もすぐ近くにあります。文字通り、市内交通のハブ的なエリアでもあります。
(2) 本当はこんなご時世ですから、大学生に対してであってもほかの人に対してであっても、おすすめの過ごし方というのは私ごときが何か言えるようなことではないよな、と思いながら、ひとまず「平時」を想定して書きました。この時代の過ごし方はわからない。私はテュル活だとか、アウトプットだとか、ロシア語だ~とか言って過ごしているわけですが、そうでもしないとやってられない、という部分も多々あります。多々ある…タタール…
(3) 「必須の能力」というのも悩みました。これは、学生さんによって求められるものは本当は違うはずだろうな、と思いながら。最大公約数のつもりで「探求心」なり「好奇心」あたりかな、と見当をつけたわけですが、なるほどベタな回答になってしまったかもしれません。わからない。私にはわからない。でも、何かにうちこんでいる人が魅力的だということはあるのかなと思います。大学生に限った話ではないんですけどね。
(4) オススメの一冊が一番悩みました。大学というのはかように多様な人たちがかかわる空間なので、万人にこれは、というものは当然ないし。かといって、トルコ語の本を勧めるのも違うしなあと。で、千野栄一氏の岩波新書を…ということにしましたが、言語学的なおすすめの本なら以下のアカウントをフォローするといろいろ好著にめぐりあえるでしょう。
(5) 大学生に向けてのメッセージというのは、本当は特にありません。というより、大学生だから…という区分を私はしていないのだと思います。大学以降はある意味大人の世界、なのでお互い好きなことやっておいしいものなど食べて、いざ最期を迎える段になったら「多少はいいこともあった人生であったな」と思えればもう、万々歳ではないでしょうか、というのが本音です。
それを実現するために自分がやっているのはテュルク的な何かで生活を満たすこと、すなわちテュル活なわけですな。みなさんもぜひ、自分なりの「テュル活」を見つけてくだされば何よりかと。
以上、補足でした。最後に、せっかくなので自著を露骨に宣伝します。
当時、がんばって書きました。ある人によると「トルコへの愛を感じる」そうです。自分ではよくわかりませんが、よければぜひお目通ししてみてください。あと、もう絶版なのであれなのですが、ウズベク語についても共著で一つ書いたことがあります。
あいかわらずとんでもない値段で売っている人がいますね。アマゾン経由で入手なさろうとしないように気を付けてくださいまし(リンクを貼っておきながらなんなんですけど)。
次作はひょっとしたら、アゼルバイジャン語の文法書かも。あるいは、日本語教師向けのトルコ語解説本だったりする可能性もワンチャン…というわけで、ワイの今後のアウトプットに薄くご期待くださいませ。雑文も本業もやってやるぜ!
Əlbəttə, hazıram!
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