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#ドンバス
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ウクライナ戦争を理解する歴史知識6 ロシア産天然ガスのくびきから解放され ウクライナは脱露から反露へ転換 露も報復に転じ武力衝突へエスカレート 終わりなき泥沼の離婚劇 ウクライナ戦争に関する私見 後編・各論 2023年1月25日現在
今回は1991年、ソ連が解体しウクライナが独立した後、現在に至るまで32年間の歴史を時系列でたどってみる。350年の悲願である主権国家を持ったウクライナにとって、独立は夢と希望に満ちた出発だった。それが32年間で「旧社会主義国でいちばん貧乏な国」に転落した。一体何があったのか。 (注)本文中では、2014年に始まるロシアのクリミア半島併合と東部2州への軍事介入を「第一次ウクライナ戦争」、2022年に始まる軍事侵攻を「第二次ウクライナ戦争」と記す。2014年にはすでにロシアの
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ウクライナ戦争を理解する歴史知識5 軍事侵攻以前から続くロシアとの紛争 政治混乱と汚職・寡頭支配で不安定 ウ経済はソ連時代の6割に縮小 32年間政治・経済体制の移行に失敗 ウクライナ戦争に関する私見18/概観 2023年1月20日現在
今回は1991年にソビエト連邦が崩壊、ウクライナが主権国家として独立してから、2022年2月にロシアが軍事侵攻するまでの話をする。 日本人の大半は、2022年2月24日にロシアの軍事侵攻が始まって初めて、ウクライナという国に注意を向けるようになった。「戦争が始まるまで、ウクライナはどんな国だったのか」を深くは知らない。その空白を埋めようというのが本稿の狙いだ。 前編では、まず独立後ウクライナのOverall View=全体像を俯瞰していく。いわば「概観」「概論」である。後
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ウクライナ戦争を理解する歴史知識2 第一次大戦で近隣強国すべて瓦解 ウクライナ初の独立国家樹立するも ボルシェビキ・ポーランド・ドイツに潰され ソ連統治下で死者500万人の大飢饉 ウクライナ戦争に関する私見15 2022年8月4日現在
第二回目の本稿は、20世紀に入ってからのウクライナの歴史を述べる。 まずは20世紀前半、第一次世界大戦とロシア革命から。 20世紀になってからのウクライナ史はテンポが早くなり、そして陰惨な出来事が連続で起きる。血なまぐさい。第一次世界大戦が始まった1914年から、第二次世界大戦が終わる1945年の31年間のウクライナは、数百万単位で人が死ぬ戦争、殺戮、破壊、飢餓の連続である。悲惨としか言いようがない。 (冒頭写真はロシア10月革命100周年を祝うモスクワの集会。2017
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ウクライナ戦争を理解する歴史知識1 異民族支配と抵抗の歴史 大陸ど真ん中「ウクライナ」の歴史は 朝鮮・インドシナ・バルカン半島に似る ウクライナ戦争に関する私見14 2022年7月29日現在
<前置き ウクライナの民族問題を理解するヒント> 2022年2月に始まった「第二次ウクライナ戦争」は、ロシア軍の侵攻以来5ヶ月が経過した。ウクライナは軍事大国ロシアに抵抗を続けている。彼の国の国民がかくも頑強にロシアに抵抗する姿を見て、その背景を知りたいと思った。そこにはウクライナ人が共有する「民族の記憶」があるはずだ。その歴史を知らずに現在の「ウクライナ」を理解することはできない。そう考えた。 そう思ってウクライナや東ヨーロッパの歴史に関する文献を集め、読み込んで、頭を
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「ウクライナ」という国の文化的多様性 国内東部と西部はほとんど別の国 ロシアが攻め込んだ東部「ドンバス」に 親欧米キエフとは正反対の親露住民 ウクライナ戦争に関する私見13 2022年7月8日現在
現在の「ウクライナ」という国は、現代日本のような民族的あるいは文化的な均質性が高い国ではない。その多様性は日本人の想像を超えている。 いま私たちが「日本人」と呼ぶような、文化的あるいは民族的に均一な「ウクライナ人」が存在すると誤解すると、この国の歴史と文化、多様性は理解できない。ゆえにウクライナ戦争の原因も理解できない。 なぜそれほどの文化的多様性がウクライナにあるのか。それを日本人読者に説明するにはどうしたらいいのか。頭を悩ませた。 まず、国家として現在存在する「ウク