編入学試験における年齢による不利

ときどき、「編入学試験では年齢による差別はありますか?」といった趣旨の質問を受けます。「差別」と言えるかどうかはさておき、年齢が高いと不利になることはあるか、というとらえ方で回答します。

結論から言うと、基本的に年齢が高いからといった理由だけで不利に扱われることはないと考えています。もちろん、大学によっては年齢を考慮していることはあるかもしれませんが…。あるいは、2年次編入では大学1年生であること(あるいはそれに準ずること)を出願資格として明記しているところはあります。

ですから、出願資格があるなら年齢で不利に扱われることはないと思ってもらって差し支えないと思います。実際、30代でも40代でも60代でも旧帝に合格している人はいます。

ただ、同じくらいの実力の受験生が複数いた場合には若い受験生をとるということはあると思います。たとえば、20歳の受験生と50歳の受験生がいたとします。この二人が大学を卒業した後、大学で学んだことを社会に役立てることができる期間は30年違うことになります。そうだとすれば、どちらの学生に(いろいろな意味での)資源をつぎ込むのが得策かは明らかです。そのため、

年齢だけで不利に扱われることはないが、「年齢相応」の力をつけている

ことが求められるでしょう。

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