go!go!vanillas「鏡」考察

大好きなgo!go!vanillasの「鏡」を考察しました。

全体
 かつて付き合っていた、もしくは好きだけど付き合うことが出来なかった女(白)と男(黒)が自分自身を見つめ直し、もう一度本当に好きな人の所に戻るストーリー。タイトル「鏡」はお互いに同じ気持ち(もう一度やり直したい)を抱きながらも、それを隠しながら、新たな恋人と同じような日々を過ごしていたことを表しているように見えます。
 4人の関係性を整理してみると、2人の現在の恋人である男(白)と女(黒)は、お互いの、もしくは共通の友人だと考えられます。
①男(白)と女(黒)は、女(白)と男(黒)が付き合っていることを知らなかった(隠していた)
②男(白)と女(黒)は、女(白)と男(黒)が別れた後にお互いの了承の下で付き合い始めた
 という2つが考えられますが、間奏後の電話のシーンでは、女(白)と男(黒)が言い合いをしているので、②が正しいのではないでしょうか。
 お互いに分かれた後、共通の友人である新しい恋人と付き合い始めたが、実はその2人が裏で繋がっていた。それに気付き、電話することになり、お互いにお互いを責めた後、本当に好きだったのは誰か気付き、最後に手を繋ぐ。落とした化粧(建前)をもう一度新しく付け直し(makeup)、2人は恋人になる(playback)。

歌詞
交わり方を忘れてしまったような 秋雨の君

 (お互いを想うが、時間が経ち関わり方を忘れつつある)
調子崩したあの人も
元気に笑えてるかな

 (別れた後の相手を気遣う気持ち)
離れ離れでもいつかは
愛をもって訪ねるね

 (新しい恋人と幸せになって、いつかもう一度会いたい)
hey 放て 三本の矢の如く
愛を糧に束なって 重なり合う 

(抽象的ですが、複雑な4人の関係を示唆している)

世界が化粧を落とした時
よく見て 思い切って
型にはめないで

 (化粧=建前を忘れて自身の思いに正直になる)
土砂降りの雨が嘘を流す

 (好きな人がいるのに別の人と付き合っている嘘)
変わるもの 変わらない答えを

 

君が探すんだ

 (本当に好きな人=変わらない答えを見つける)

閉じかけた穴 するりと抜け出した 八日目の君 (閉じかけた穴=元サヤに戻る道)
光ばかりが綺麗なの?
夜に愛し合うのにね

 (表向きは幸せだけど、本当に好きな裏の気持ちを隠している)
やがて やがてにさ僕らは惡を知って立ち上がる

 (相手の浮気を見つけてしまう)
hell 叶え 3つの願い事が
惡魔を断ち 手を取って
絡まり合う

      (ここも抽象的ですが、浮気に対しての怒りや正義感)

世界が来ることを望む前に
よく見て 思い切って
型にはめないで

     (自分自身で考えて、ちゃんとした答えを出すこと)
札付きのワルが嘘をバラまく

 (浮気相手の嘘)
変わるもの 変わらない答えを 

君が探すんだ

 (本当に好きな人は誰か、見つけるのは自分しかいない)

手探りの嘘を許さないで
こうしてる間に涙で

  (浮気相手のごまかしが悲しい)

飼い慣らされた 日々を恨み
悔しくて 悔しくて
誰かにヤラれる

 (付き合っていることにどこか安心していて浮気された2人の気持ち)
思い出の数だけ気が滅入る

 (今の恋人もしくは以前の恋人との思い出)
自分に甘えていいよ
おまけ おまけ 大負けの人生か
そうだっけ? そうだっけ?

  
君は美しくいるだけ いるだけ
生きるだけでいいから

    (負けっぱなしでなく、自分らしく正直に生きていこう)

君を探すんだよ

 (本当に好きな相手を探す)

make up

 (もう一度化粧をし直す)

始まり方を忘れてしまったようだ… (時間が経ち、どう接していいかわからない)

play back (また昔に戻ろう・やり直そう)


映像
 最初の「付き合った日」は、新しく恋人が出来た日だと考えられます。化粧をしたり髪をセットしたり。
 楽しそうに過ごしていますが、ベッドの下で探し物をしてスマホを借りた際に、偶然ラインを見てしまったことで浮気を疑う。更に、その日の事を忘れて、浮気相手にプレゼントを買っていたことを知り、激怒。そして浮気相手は、本当に思い続けていた元カノ(もしくは好きだった人)。電話で久しぶりに話しますが、言い合いになってしまう。恋人は去っていき、最後に本当に好きな人の所に戻る。

ベッドの下に何かあったのか、プレゼントが2つある矛盾などありますが、このように解釈しました。

長々と失礼しました。

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