[信州旅行] 春の突発日帰り松本
年度最終日の日付が変わるとともにリリースされるプロジェクトが無事終わり、ふと、どこか遠くに行きたいと思った。
新年度早々はそんなに忙しくはないが、少しずついろんなことが始まり出して気づいたら予定が埋まっていく。
だったら早々に休もう、と思ったのが日曜日。
有給休暇の申請を出したのが月曜日。
行き先決めたのが火曜日。
そして松本に行った1ヶ月前の水曜日のお話。
旅行日:2023/4/5(水)
日帰りできる行き先
新年度第1週目、打ち合わせが入っていなかった水曜日にとりあえず有給を取った。
漠然としたどこかに行きたい欲。
さてどこに行こうか。
第一に考えるは交通の便。公共交通機関のみでサッと行ける場所。飛行機か新幹線か飛行機特急か、はたまたローカル線で近郊か。
西や北やあれこれと思いを巡らせて、せっかくなら桜が咲いていそうな方面を、ということで関東以北に絞り込む。
弘前や角館は日帰りできなくもないが、あそこまで早朝出発はしたくない。帰りも遅くなるし。さっと行ってさっと帰ってくるには、知らなさすぎる所を選ぶのはやめておこう。
以前、立山からの帰り道特急あずさで通り過ぎて以来、気になっていた場所。
駅からお城まで歩いて行ける距離感もいい感じ。
ということで松本城に行くことを決め、あとは行き帰りのあずさの時間だけ調べて当日を迎える。
PCの代わりにカメラだけ入れて
いつも会社に行く時のリュックに、PCの代わりにカメラだけ入れて、いつも会社に行くよりも少しだけ早い時間に家を出る。
いつもは乗らない行き先の電車で新宿駅へ。
適当に目に入ったお店で珈琲を買い、9時発のあずさ10号に乗り込む。平日の朝だからスーツ姿が結構目に入る。その他、外国人観光客の家族連れなどもちらほらと。
2時間半の乗車時間、途中駅から暫く隣席にも人が来るなどなかなか座席は埋まっていたが、甲府を過ぎたら結構空いた。
東京では季節が過ぎた桜が車窓を彩りはじめ、期待に胸が膨れる。
11時39分松本駅着。帰りのあずさの切符を購入したら、いざ街中へ。
この日の松本は曇り空。
とりあえずお城の方へ進んでゆくと、女鳥羽川沿いの桜が満開だった。
時刻はそろそろ12時。
特に下調べもしていないから、Googleマップを開いて蕎麦屋で検索し、近くに出てきたところへ向かう。
大きな机の席に通されると、斜め向かいの席には一人旅の外国人観光客。店員さんが慣れた感じで蕎麦湯の説明を英語でしてて、インバウンド増えてきているんだなぁと実感。
お腹も満たされ、いざ松本城へ。
お堀の向こうに黒い天守。
こちら側にはたくさんのベンチがあるが、堀越しに眺めるのはまた後にして、門をくぐり拝観券を購入。
てかてかの復元天守にはない、年月を重ねた重厚感がある。写真では全く気付かなかった、実際に行ったからこそ感じた建物の古さ。現存する最古の天守。
これが実際に行く醍醐味だよね、と思いながら天守内部へ。
天守六階まで狭く急な階段が続く。スタッフさんが上りと下りの交通整理をしており、さながらアトラクションに並ぶ列のよう。
階層ごとの用途の違いなどを見ながら最上階に到着すると、松本の街が眼下に広がる。桜が満開だ。
天守から降りて、桜の木々の間から見上げる。
曇り空だなぁ。
改めてお堀の向かいのベンチに腰を下ろし一休み。
松本城の北側へ周り、5分ほど。
もう一つの国宝、明治9年にできた旧開智学校は修復中で外から眺めるのみ。
松本城の東側をぐるっと回って、街をぶらつく。
結構な数のお店が水曜日定休日で、全然お店が開いていなかった。城下町散策するには、水曜日以外をおすすめする。
珈琲まるもで一服し、中町通りでいくつかお店に入ってぶらぶらしたら、松本駅へ。
駅ビルで最後のお土産を買って、16時半のあずさに乗り込む。
約5時間の滞在、歩いたのは一万歩くらい。
帰りは立川で降りて、帰宅は20時前。
竹風堂で買ってきた栗おこわを夜ご飯に。
ふと思い立って、ふらっと行くのにちょうど良い距離感と時間だった。
松本のもう少し先が安曇野で手前が諏訪湖、ということも分かったので、また今度行ってみたい。
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