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ワークショップと流動的知性

” 脳と中枢神経組織をかたちづくるニューロンの接続網が複雑化することによって、それまでつながっていなかったニューロンの部位の間に横断的なつながりが発生するようになり、それを通じてサピエンス=知性が自由な流動をおこすようになった。“
中沢新一、アースダイバー神社編 プロローグ

 流動的知性の話を読んで、ワークショップの場が浮かんだ。私にとってワークショップとは、複数の人の中にある情報・知見を引き出しつなぐことで、新たな接続を生み出し、新しい視点、知見、文脈を作ること。それは、参加者一人一人にとって新たな発見であり、自分の再定義でもある。そしてそこには、確実に知的興奮がある。
 私は新しい視点に触れることが好きだ。その点ワークショップは素晴らしい。まず、ワークショップでは参加者から新しい視点を聴くことができる。そして、うまくいけば、新しい視点がうまれる瞬間に立ち会うこともできる。ワークショップは流動的知性を生み出す。そしてそれは私の知的興奮を刺激する。

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