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論文マラソン19 蔡家丘「小杉放庵の「東洋趣味」についてー東アジア旅行、中国絵画への認識と受容をめぐる」

早くにGWをスタートし、旅に出ています。今朝、新幹線の車内で読んだ論文は、蔡家丘さんの「小杉放庵の「東洋趣味」についてー東アジア旅行、中国絵画への認識と受容をめぐる」『美術史』176、平成26年3月です。

目次構成:
はじめに
1.放庵の東アジア旅行と創作
(1)満洲・朝鮮旅行ー古跡を辿る
(2)中国旅行ー船旅を傾慕する
(3)旅行と創作について
2.中国絵画に対する認識と受容
(1)銭痩鉄らとの交流ー「解衣磅礴」の掲示
(2)中国絵画の鑑賞ー鑑賞眼と創作力
3.東洋回帰と放庵
(1)放庵の位置づけに対する検討
(2)東洋回帰の画家たちとの比較
結語

放庵は東アジア・中国旅行を漢学の知識と結び付けて体験してみせた。それを契機に鉄痩鉄らと美術交流する一方、積極的に作品鑑賞を行い、南画を中心に東洋美術を学び、創作に活かすなどしたようだ。

42分

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